日に日に陽が短くなって16時半には夜になる釧路地方。
それもそのはず、あと1か月もすれば冬至。そしてすぐに年末。
あぁ、恐ろしい速さで1年が過ぎ去ろうとしています(笑)
さて、ひさびさのつぶやき。
最近の事件や事故を伝える番組を観ながら「(本質は)そこじゃないよね~」とつぶやいていることが多くなっているワタシです。
宝塚歌劇団の7年目の団員が自殺したという事件。
業務過多といじめが原因だとか。
TVではしきりに「労働条件として業務時間」について話しているのだけれど、それは本質ではない。芸事だもの、最高の舞台を作るためには稽古の時間が大幅に超過したりもあるだろうし、個人単位では済まないことも有るだろう。
本質は時間では無くて、それを取り巻く環境だ。本来なら会社が管理する業務を「生徒」に任せるシステムや不合理な決まり事などが不具合を助長していると感じる。
「昔からの伝統なのだから仕方ない」とか「私たちの頃はそれを乗り越えたのだから」などと言う人も多いと思うけれど、それは少し違う…というか今の時代は通じない。
もし心が伴わないまま伝統だけが慣習として残っているとしたら、それは不自由極まりない場所のような気がするのだ。
昔、ベルサイユのバラで初めて舞台を観て宝塚に憧れた。レコードも買った。
釧路に住んでいて舞台を観られる機会はそうそう無く、たまにTVで観ては盛り上がっていた10代。宝塚音楽学校に入学できる人って凄いなぁ~とベタに思っていた。
狭き門。入学できたことが「選ばれた」ステイタスな世界。その中でトップに立てるのはひとつまみで、その他大勢がひしめいている皆ライバルの世界…それだけでもワタシから見たら、おっかないところ。
詳しい事情は分からないけれど、そんなところで追いつめられる人がいても不思議ではない。けれど…命だけは諦めないでほしかった。
清く正しく美しく。
組織もそうあって欲しいものだ。