昨日、10月21日は建築士会の仲間と大人の遠足へ。
朝7時45分、釧路駅集合。バス貸し切りの遠足には17名が参加。
そして、行った先は厚岸町。
先日、インターンシップで来ていた子も厚岸在住の子でした。
何度も行っていて、牡蠣やアサリ、道の駅コンキリエがグルメで有名…なのは知っているけれど、意外と知らない町。
まずは、美味しい牛乳「あっけし極(きわ)みるく65」がつくられている
釧路太田農協さんでの見学。
この工房では、現在1日120リットルの牛乳が製造されているそうです。
会議室でのセミナーでは嬉しい牛乳の試飲も…ホント美味しい牛乳です💗
正式名称である「あっけし極みるく65」の65は、65℃での低温殺菌を意味するんですって!知らなかった~。
そして、ノンホモナイズ(あえて均一化させない)製法であることなど美味しさの秘訣を教えてもらうと共に、今、酪農が置かれている窮地(牛乳の生産抑制や、それに伴う牛の価格下落)という切ないお話も聞くことができました。
みなさ~ん!酪農を守るために~牛乳を飲みましょうね~~~!
次は、厚岸ウイスキーの蒸留所の見学。
まずは、コンキリエでのセミナーをうけます。
なぜウイスキーづくりの地として厚岸が選ばれたのか…やっぱり、人としての対応は大切だなぁとつくづく感じる理由がそこにありました。
(知りたい方は、どうぞ見学に行ってみてください~)
蒸留施設はこんな感じで、バルコニーからガラス越しに覗く感じで。
貯蔵庫も見学できるのですけれど、とっても良い香りがするその場所は撮影禁止なのです。ぜひぜひ、訪れて感じて頂きたい香りと存在感でしたよ。
さてお待ちかね。コンキリエに戻っての厚岸ウイスキーの試飲です。
なんせ、この試飲のためにバスツアーにしたという今日のメインイベント(笑)
厚岸でしか飲むことのできない「牡蠣の子守歌」(左)と8月に発売されたという「白露」(右)まだ若いウイスキーなのか、舌にピリッとくる辛さが特徴的。
生牡蠣に少し垂らして食べると美味しいと聞いたので、生牡蠣も注文して…って写真を撮るのも忘れて食してしまいました(笑)牡蠣のパングラタンも美味でした。
デザートは、一番最初に見学した極みるく65のソフトクリームを堪能。うん、裏切ることのない美味さ!…と、ここでも写真は有りません^^;
さて、程よくアルコールも入ったところで次の見学先へ。
国の重要文化財「正行寺」です。ワタシは初めて訪れました。
厚岸海事記念館の学芸員の方に説明していただきます。
この本堂は新潟県に建っていたものを明治43年に移築したものなんですって!なんでも船で厚岸まで運んだとのこと。凄いですね。
内部は華やかな装飾が施されています。よく見ると柱の色が違うのは、新潟から持ってきた柱か、こちらで新しくした柱かの違いだそうです。
元々は、縁側だった部分が寒冷地仕様としてガラス窓がある室内となっているのですが、ゆらゆらガラスが当時のまま残っているのも貴重ですね。
このガラスを作ったのは小樽の工房だそうで…お寺という建築なのに窓が洋風の上げ下げ窓だったりするのは、そのせい?それとも、この時代の流行り?なんて想像するのもまた面白いものです。
次に向かったのは、こちらも国の重要文化財「国泰寺跡」
建物は後世に修繕されたものが殆どとのことですが、苔むした庭が江戸時代の佇まいでなんとも落ち着いた素敵な場所で、普通に鹿も佇んでいます。
本堂には六道絵が飾られていて…天道が極楽浄土に見えますけど、500年も生きなくちゃいけないとなると、それもまた苦行のような気がします(笑)
この後、漁協直売所エーウロコで買い物をして、厚岸情報館本の森を見学して、森高乳業で2個目のソフトクリームを食べて、帰りのバスで缶ビールを飲んで、無事に釧路駅まで帰って来たのが17時ちょっと前。
とってもお勉強になって美味しくて満足した大人の遠足でした。
そして、今日の夕食は厚岸三昧(笑)
美味しゅうございました💗