3年毎に「建築士定期講習会」を受ける義務があります。
朝から夕方まで、講義5時間+終了考査1時間と一日がかり。
受講料は12,980円。
期限内に受講しない場合は、戒告または2か月間の業務停止処分になります。
講習の内容は主にその間に有った建築士法や建築基準法の改正、契約のあり方や建築士としてのモラルなど。
この講習が必須になった要因の一つとして建築士による偽装や偽造、名義貸しなどが横行し事故や事件があったことがあげられます。
そして今朝、ネットニュースを見ているとこんな記事が…。
教員免許更新制廃止へ 文部省、来年の法改正目指す安倍政権導入
文部科学省は、教員免許に10年の有効期限を設け、更新の際に講習の受講を義務づける「教員免許更新制」を廃止する方針を固めた。政府関係者への取材で判明した。今夏にも廃止案を中央教育審議会に示し、来年の通常国会で廃止に必要な法改正を目指す。
なんでも…10年に一度(30時間)、受講料約3万円が教員の負担なのだとか…。
確かに30時間の講習は長くて負担が大きい気がしますよね。
それなら、それこそ3~5年に一度の講習にすることで講習時間も短縮して進めた方が良いような気がします。
新卒で教員になったとしたら10年後といえば、ちょうど子供が小さい年齢かもしれません。そんな中、僻地の教員なら講習に行くのも大変でしょうし、1度に30時間は負担が大きいですよね。休職中だったり育児休暇中ならなおさらです。
それにしても…「うっかり」で更新できなかった教員がいるのが問題視されていると言われているけれど、それは論外。教育のプロなのだから、そこら辺はキチンと対応してほしいものですよね。
記事ではオンラインを通じた研修の強化を検討するとのこと。良いことですね。
実は、建築士定期講習会もコロナ禍にあって講習だけはオンラインで受講できるようになっています。終了考査は会場で行わなければいけませんが、テキストが考査日の1週間前に届くので少し余裕をもってオンライン講習を受けられます。
私も今年が受講年 …にしても、3年毎は意外と短い。
ホント…あっという間(笑)
せめて5年毎じゃいけないのかしら。
今年は定期講習もそうですが、5年に一度の事務所更新の年でもあります。
早いもので今年の10月で事務所を開設して20年になります。
歳を取るはずです(笑)
20周年…何かできることを考えましょうかね~。