はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
先日、私とインターネットに書いたワタシのブログ人生(笑)
わたしとインターネット ~35年間の歴史~ - あなた本意の家づくり (hatenablog.com)
そのブログ仲間との忘れられない、あの日々の記憶。
それは、2012年8月。もう9年も前なんですね~
東京、埼玉、群馬、神奈川からのブロガーとその家族12名+現地ブロガー4名とその家族、総勢16名での大キャンプ大会が屈斜路湖畔で開催されました。
これは、東京在住の釧路を描く画家である松永画伯の熱烈なラブコールの下、仲間が集結して実現できたものでした。
もちろん、初対面の方々が多かったけれど、そんな感じがしないのがブログ仲間(笑)
普通に何年も友達だった感覚が不思議な感じでした。
この年はお盆明けにもかかわらず、その年一番の暑さを記録。
大人も子供も…ボーダーコリーのタギも一緒に水遊びです(笑)
夜はお約束のBBQ。喋って食べて呑んで食べて食べて喋って呑んで喋って…とまぁ、住んでいるところも職業も年齢もバラバラなのに…いえ、だからこその楽しさかもしれません。
翌朝、静かに靄のかかる湖畔に佇む大人と遊ぶ子供。
佇む大人…いったい彼女に何があったのでしょうか(笑)
ワタシはこんな光景を眺めながら一杯のコーヒーを飲んでいました。この時のコーヒーはとても美味しかったなぁ…。
朝ごはんは画伯特製「鯖サンド」とトウキビとサラダ。
そしてデザートにはお抹茶と和菓子!なんとも贅沢で美味しい時間。
色んな文化が入り混じる心地よさです。
このキャンプを含む数日間、他にも色々楽しみました。
タンチョウのお勉強をして…釧路湿原を望み…
大きなカヌーに乗ってみんなで一緒に釧路川を下り…
太平洋の荒波に佇み(笑)
子供たちは草笛に初挑戦。先生は、デッカイ子供のまっちゃん(笑)
こうやて、2012年大オフ会ツアーは終了したのです。
なぜこの日々がワタシのにとって
「忘れられない記憶に残っている日」なのかというと…
釧路で育って就職で東京へ行き11年間住み戻ってきて、昔の活気が消えたような釧路が寂しかった半面、ワタシにとっては以前よりも魅力のあるところに思えたのです。
しかし、なんせ思いっきりインドアなワタシですから、いまいち色々なことを体験する機会を持てていなかったところへのこの企画。
そんなワタシが便乗観光することで、その魅力を再認識できた数日間だったからです。
そして、普段目にしている風景や普段食べているものが、実は特別だったことに仲間が気づかせてくれました。
ある友人は「前に行ったドイツの風景にそっくり」と言い
ある友人は「空の高さがフランスと同じ」と言う。
普段目にしている普通の景色が、実は美しいんだと教えてくれました。
地元の人間は「なんもない」とよく言いますけれど、その何もないことは、実はとても贅沢なことなのだと思うようになりました。
そして、釧路管内、近隣町村併せて20万人という、そこそこ都会であることもまた魅力的なところでもあります。とても住みやすい。
この住みやすい地域の課題は、いかに「生きやすい街」にするか?なのだと、建築士の立場から考えるようになったのも、この企画があったからこそだと思っています。
このブロガー仲間には、今も変わらず親交のある友人が多い一方、今は音信不通になってしまった人もいます。そして、残念なことに亡くなってしまった親友もいます。
彼女はフラワーデザイナーで、仕事でも繋がりがあり、新築時のインテリアやお施主さんにお歳暮代わりに毎年末に贈っていたお正月飾りはとても人気がありました。
色々あった9年間。
まぁ、今でも毎日のようにSNSで交流が有るので離れている気がしないのですけれど…この頃小学生だった子供たちはスクスクと大人の入り口に差し掛かり…きっとすれ違っても分からなくなっていることでしょう(笑)
いつか…また集まりたい仲間です。