今週のお題「おとうさん」
昭和6年生まれの父が亡くなって早19回目の初夏。
寒かった釧路も今日は暖かい1日でした。
父は青森の農家の生まれで、子供の頃は戦争もあり
きちんと学校へ通える環境では無かったそうです。
まぁ、本人も勉強は好きでは無かったらしいのですが…(笑)
そんな彼が若くして選んだ職業は大工。
昔ですから、弟子に入ったというカタチだったと思います。
きっと今で言う「やんちゃ」な部類の人間だったことでしょう(笑)
その後、仕事で札幌にきて母と出会いワタシが生まれます。
生まれた時には、仕事で釧路に来ていたそうで、そのまま定住。
その仕事というのは、ワタシの母校、釧路高専の職員住宅の建築。
現場で大工仕事をしているときに
「この学校は5年制で、機械工学や建築工学を専門に教える学校」
ということを教えられたらしく、ワタシが生まれたときには
「この子は、あの学校の建築学科に入れる」と決めたそうで
そこから、ワタシへのすりこみが始まります(笑)
自分が勉強できなかった(しなかった)時代(環境)だったからか
ワタシには
「これからの時代、女も男と同等に、資格を持って
ちゃんと自立した仕事をしなければダメだ」
と、何かあるごとに言っていた父。
もちろん、色んな反発もあったし、喧嘩もたくさんしたけれど
あなたのすりこみのおかげで、今のワタシが居ます。
いつの時代も、親は自分ができなかったこと、後悔したことを
自分の子供には、させてあげたい、後悔させたくない…
そう思って子育てをするものかもしれないなぁ…と、思うワタシは
男女雇用機会均等法が制定された年に二十歳になりました。
それも何かの縁なのかもしれません。
これからの時代、女も…。
今の時代、男も…ですけどね(笑)