あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

つぶやき…インフラ

今日はこれから夜の会議までの時間

集中図面カキカキをするのですが

ちょっとその前に、つぶやいてみようと思います。

いや、図面カキが嫌なわけではありませんよ(笑)

 

この前、朝だったか昼だったかの情報番組を観ていた時に

・お金が無くて雨漏りする校舎を直せない自治

・お金が無くて老朽化した歩行用の橋を直せず通行止めにしている自治

の話題がでていた。

 

インタビューに答えた自治体は「予算が少ないので順番に対応」するとは言ってはいたけれど、橋の場合は数が多くて調査だけでも億単位でかかってしまうらしい。

 

お金が無い理由は、人口減少による税収減もあるけれど、そもそもが昭和の高度成長期、その後のバブル期にメンテナンスの計画なしにバンバン造られた公共施設が多いことも要因だとワタシは思う。

これは、地方の自治体であれば少なからず直面している問題ではないだろうか。

実際に、東京の首都高速道路だって最初の計画では、いつか「無料」になるはずだったと聞いたことがある。でも、拡張やメンテナンスなどでお金が嵩み結局のところ料金は上がってきた。

そう、建物や工作物、道路や橋などは、あとあとのメンテナンスにお金がかかる。

 

釧路市では駅の高架化に伴う再開発事業が検討されている。

今更?とも思うけれど、これが最後のチャンスと言えばそうかもしれない。

 

だけれど、本当に今、高架にする必要性はあるのか?とふと疑問に思う。

 

確かに、釧路の駅前と駅裏は駅舎と線路で分断されて自動車では遠回りをしないと行けない。線路の上にかかっている2か所の跨線橋は老朽化していて造り直さなければならない。だから、駅を高架にして、その下を車が通れればいい…そういう理屈も分かる。

もっと踏み込めば、防災の観点から津波発生時の避難を考えたときに、自動車が通り抜けられる道路があること、避難場所となること…と、駅の高架はとても有意義になる。

…と良いことづくめのような印象の新駅舎構想だけれど。

 

これから人口がどんどん減る可能性が高いのよ。

地方の路線が廃止になる可能性があるJRが心配。

人口が減ると自動車の交通量も減るよね。

 

と考えたときに

「高架じゃなくて踏切でも良くね?」

と思ってしまうワタシ(笑)

 

踏切だとイライラする?

う~ん、特急を含めて、多くて1時間に2本しか列車が無いから

そんなにイライラしないと思う。普通列車は車両も短いし(笑)

貨物が分らないけれど…。

 

観光で人気の「湿原ノロッコ号」や「冬のSL湿原号」が

高架を走っていくイメージがどうにも持てない。

というのも一つの理由。

 

あとね…個人的に、今の釧路駅舎…嫌いじゃない(笑)

でも、駅舎も還暦過ぎているから何かしらは必要なのでしょうね。

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