今朝、ヒグマが車に寄ってきた…というニュースが何度か流れてた。
クマが襲いかかってきた!「ヤバい、ヤバい、危ない」停車した車に突進…ボンネットに足かけ車内のぞき込む(北海道ニュースUHB) - Yahoo!ニュース
きっと、このクマは「襲った」のではなく「寄ってきた」のだと思うのです。
ワタシが想像するに…車を見つけたクマは
「あ!ご飯をくれる動くモノだ!」と寄って行ったと思うのです。
そう、ジャーキーを見せたら走ってくるワンコのように。
チュールを見せたら走ってくるニャンケのように…。
原因はきっと、知識が乏しい人たちによる給仕や食ゴミのポイ捨て。
それを口にした野生動物は、それは美味しく感じることでしょう。
これは、クマだけじゃなく、キタキツネやタンチョウを含む野鳥にも言えることで、仲間内では、人に寄ってくるキツネを「観光キツネ」と呼んだりしています。
一度、美味しい思いをしたら、人や車に寄ってきてねだります。
そういう行動の中で、食害や交通事故で命を失う動物も多いのです。
このクマも、もしかすると駆除の対象になるかもしれない。
知識ない人間のせいで、野生生物の命が奪われる可能性があります。
報道では、「襲う」とか「体当たり」とか言われています。
そして「窓を開けないで通り過ぎるように」とだけ伝えています。
でも、もう少し掘り下げて…
こうなったと思われる原因や、そうならないための注意喚起を
正しく伝えてくれたら良いのになぁと思うのです。
写真を撮りたい、動画を撮りたい、SNSにUPしたい…
それが珍しいヒグマだったら、いいね!の数も増えるし、再生回数も上がる。
でも、何気ないマナー違反で、その動物の命が失われるかもしれない。
その大きな代償を、よく考えて欲しいなぁと思います。
野生動物にとって人間や車は恐ろしいもの…と思わせないといけません。
人間を見たら逃げる…くらいが共生できるラインなのかもしれませんね。
ヒグマに対する私たちの考え方と取り組み(ヒグマのこと)|知床財団|世界自然遺産「知床」にある公益財団法人 (shiretoko.or.jp)
キャンプ場などでもマナー違反があるようですね。
ヒグマを招く危険性も…登山で命を守る「フードロッカー」知ってますか? マナー違反の注意喚起に反響(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース
そのせいで、自分や仲間、その後の利用者が犠牲になる可能性ある、ということを覚えておいて欲しいと思います。
専門家では無いけれど、なんだか今日は、このニュースを観るたびに腹立たしくて、悪意を感じて…ついついここに書いちゃいました。
次回は…お仕事記事に戻ります(笑)