とうとう霜が降りた釧路地方…日も短くなり…冬はすぐそこです💦
着々と現場が進んでいる「ぽっ家-Pokke-]でしたが…ここにきて大きな間違いが発見されてしまいました。
それは、施工されたユニットバスが違うものだった…というもの。
今年1月に、TOTO釧路ショールームにて、施主とともに設計及び見積用の仕様決定。プランボードと図面、設計見積を作成してもらいました。
その後、コロナによる緊急事態宣言の下、自粛期間を経て、相見積によって施工会社を選定し、8月のお盆過ぎに着工となりました。
そして、TOTOのショールームに使用の再確認に行ったのが8月29日。
そこでは、見積と施工に影響がない程度の変更をお願いしてプランを変更してもらいました。内容としては、アクセントパネルの柄、床の仕様、照明の光色が大きなところ。
この内容は、TOTOとワタシから施工会社へは連絡済みでしたし、現場に持ち込まれていたプラン図は最終プラン図で間違いありませんでした。
ユニットバスの施工時、8月の最終プランの時に決めた、手すりの位置と追加したタオル掛けの位置についての確認の連絡も有りましたから安心していました。
そしてユニットバスの施工が終わった後、ワタシは現場で一度見ていますが、施工後のユニットバスは床や浴槽が傷つかないように養生されていますから、通常はそれらを剥がすことはしません。(今思うと、疑ってみるべきでした…。)
それから数日経って施主とともに現場に行った際に、なんとなく…床の養生の端っこをめくって見てみたところ…あれ?床の仕様が違うのでは?という疑念が湧きました。
ただ、窓が無く暗かったこと、そして最終プランの記憶が曖昧だったことから、あとで確認することにして現場を後にしました。(でもこの時には今までの経験上「まさか違うはずがない」という思い込みが強かったワタシ。だって…その時点では間違える要素が見当たらなかったですから。)
その後…施工会社に確認をお願いし、再度、床を確認したところ、使用が違うことが判明。しかも、暗くてよく分からなかったアクセントパネルも最終決定した柄とは異なることが判明。「まさか」が現実となりました。こんなことは今までの設計人生で初めてのことです。
なぜこんなことが起こったか。
犯人探しをするわけでは無いですが…今後のことを考えて原因は知りたいところです。
こういった住宅設備や建材は、設計事務所発注の場合を除き、施工会社→建材会社→商社→メーカーというルートで発注されることが多いのですが、このどこかで発注(受注)を間違えたことが考えられます。。
どうやら今回は、建材会社⇔商社のところで8月に決めた最終プランから1月に決めた変更前のプランに入れ替わったことが原因と分かりました。
しかし…TOTOも現場名と施工会社が判っているのだから…自ら作成した最終プランと発注されたものが違うかどうかのチェックができなかったものでしょうか…。そこら辺のデータ共有くらいされていても良いと思うのですけれど…。
また現場でのチェックの工程も「間違えるはずはない」という思い込みから甘かったのだと思われます。でもね、ユニットバスの組み立て業者が気が付かない以上、大工さんや現場監督が1日中監視しているわけでも無いので、養生をしてしまったら分かりませんよね。
ユニットバスの組み立て業者は、きっと…そこにあるものを組み立てるだけですから、パネルの柄や床の仕様が合っているか間違っているかなんて気にしないのでしょう。でもこれも、組み立てる人によるのかもしれません。
設計者に至っては、ショールームなどで決めたプランを施工会社に渡すこと以外、なす術がありません。現場監理の中で、ユニットバス組み立ての日に現場で確認するべきなのか。
そんな問題が勃発しているさなか、キッチンのメーカー、ウッドワン札幌営業所の担当者からメールが着ました。今回はキッチンと食器棚をプランニングからお願いしています。
内容は「本日、発注を頂きました」というものでした。
今回はコロナの影響もあり、札幌のショールームに見に行くことを断念したことから、プランニングから変更までメールで対応してもらっていた担当者からこういうメールを頂くのは、とても大きな安心材料になります。一応、発注内容が最終プランと合致しているかどうかの確認をお願いする返信メールを送りましたが、多分…確認済みのように思います。
このように、メーカーサイドで「自社で作った最終プランと、発注されてきたものに相違があった場合には(一応)確認する」というチェックがあると、今回のTOTOのユニットバスのようなことにはならなかったのかもしれませんね。
とにかく、早急に対処してもらうようにして…現場を進めていってもらうしか無いと思いますから、現場には引き続き頑張ってもらいましょう。
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