あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

「買う」ではなくて「創る」

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昨日、このブログで

これから家を…と思っている人が

何に興味があるか?何を一番知りたいか?

それに沿ってコラムを書きたい…ということを書きました。




そうしたら、このブログの書庫にある「太陽と眺望を楽しむ家」の

お施主さんからメールで下記のようなコメントを頂きました。


家は「大きな買い物」とか「一生の買い物」と良く表現されますが
私はここにきて、買い物とは全く別物だと思うに至りました。

『どんな部分に興味を持って、何を聞きたいのか?』

ということですが、私は、「家を買いに来ている」感覚を改めさせてあげることが
第一歩ではないかと思います。




昔は「家は建てるもの」だったのが、現在は「家は買うもの」

ハウスメーカーや建売メーカーなどの発展で、家への意識が

変わった…ということなのでしょう。



「家を買う」だと、やはり「大きな買い物」になるんでしょうね。

「家を創る」だと、多分「人生の一大事業」というふうになるのかも。


確かに、ハウスメーカーの家や建売住宅だと、見て判断できるし

規格に則った既製品であるから、みんな一緒という安心感が

得られるのだと思います。

よく「自分でいろんな事考えるの面倒くさくて…」という話も聞きます。



でも、同じお金をかけるなら…自分らしいオンリーワンの住まいを

求めたい…と漠然とでも感じていらっしゃる方も多いと思います。

そうは感じているけど、どうしたら良いのか判らない。

設計事務所に頼んだら、どうなんだろう??


設計事務所は敷居が高い。(とっつきづらい)

建築家の作品として作られてしまうんじゃないか?(不安)

私達の予算では無理でしょう。(あきらめ)



そういったことが理由で戸惑っている方に言いたいです。

「そんなこと気にせず、とりあえず相談してみてください」


相談は(多分)どこの事務所でも無料ですし

自分に合わないと思ったら断ってもかまいません。



そして、もうひとつの言葉。

設計事務所に頼んでいる、と聞くと

それだけで何となく「拘りの」とか「奇抜な」とか「格好いい」という

イメージを持たれるので、それはそれで施主としては気分が良くて嬉しいものです。



この言葉は、私にとって嬉しいことですし

反面、プレッシャーでもありますが…(^^;

この施主のように、施主が気分良く家づくりに参加してくれるのは

それ以上に嬉しいことですし、本当は普通であってほしいことなんです。



私の場合、「奇抜な」はほとんど無いですけど…(^^;

住む人=施主らしい家を創りたいですね。

それは、施主がこだわっている部分を大切にしたりすることなんですが

大きな目標は「前からそこに住んでいたかのようなフィット感」

すなわち、その人(家族)だけのオンリーワンということですね。


そういう目標に向かって毎日努力している櫻なのでした…(*^^*)


それにしても、このお施主さん…とても説得力のある文章を書く方で

メールを頂くたびに、感動&感心します。

私もそんな文章が書ければ、このブログの内容ももっとわかりやすく

なるんだと思いますけど…ハイ…ドリョクシマス(^^;

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