おはようございます ^^
ドンヨリとした厚い雲に覆われた釧路の朝です。
まぁ、今日は全国的にこんな天気らしいですね～ ^^;
優れたデザインの建物？丈夫な構造の建物？ステータス？安心＆安全な建物？
それとも、自分で夢見ている建物の水先案内人？
まぁ、本当なら全てを満たした建物の建築パートナーなのでしょうけれど…。
実は、私、「建築家」という呼ばれ方に違和感が有る人です。
「先生」なんて呼ばれたくないと思っている人です。
「デザイナー」なんて程遠いと感じている人です ^^;
実は、私のところにくる相談の多くは
なんとなく、シックリこなくて…というものです（地域柄でしょうかね？）
その原因は、進め方だったり、デザインだったり…融通の利かなさだったりと
色んな要素が有るのですが、「納得できない」というのが最大の理由だと思います。
営業は一生懸命接してくれるけど、どうも会社としての進め方に納得できない。とか
話を進めていくうちに、どうも向こうに主導権が移っているようで納得できない。
などの話を多く耳にします。
相談方法は色々で、他の事務所の図面を持ってきたり、プラン図を持ってきたりが
通常で、それらを、まずは拝見しながらの話になります。
何が気に入らないのか…どこが要望とは違うのか…などを話していくのと同時に
どうしても、その図面などの問題点が気になり始めます ^^;
中には、法的規制を無視しているものとか、構造的に？？？というものとか…
まぁ、様々なわけですけど、それが心痛いのも事実なんですよね。
なんか…テストの採点をしているような心境になったくらいにして…（笑）
で、セカンドオピニオンの方が信頼できると相談者が感じれば、こちらに依頼が
くることになる…という感じで、実は、病院選びと似ているのかもしれませんね。
私の場合、『私の個性的なデザイン』というものは、ある意味存在しません。
デザインという部分では、施主の好みを優先しているところが有ります…
というと格好良いですけど、デザインに関しては、そんなに自信が有りません^^;
でも、イメージを形として現実化することには自信が有るかもしれません（笑）
施主、施行会社、業者とのコミュニケーション力には自信が有ります ^^
私は…もしかすると、医者で例えるなら「総合内科」なのかもしれない？と
最近感じるようになりました。
各々専門的な分野は、専門の意見を聞きながら…施主の意向を尊重して
それを色んな角度から検討して、デザインや監理を含めて上手くまとめる役目。
まぁ、たまにはデザイン優先で施行側に努力を強いることも有りますけど…^^;
それでも、誰も嫌といわない雰囲気づくりをする役目。
建物は多くの力が結集して成り立つものです。
それを、一人のエゴで進めることはできません。
私は、そういう建築士でありたいと、この歳になって感じているのであります（笑）
皆さんは、建築士に何を望みますか？
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