さて、今日もトップリと日が暮れた釧路^^
夏の間は、あと2時間以上は明るいんですけどね~
なんか、やっぱり、損した気分(笑)
さて、そんなことを考えている私のもとへ
これから家づくりを始めたいという方からの相談メールが。
その中に、最も多く、最も最初に考える疑問が書かれてありました。
私たちは、工務店で建てたほうがいいのでは?との考えも持っています。 そのあたりのメリット・デメリットを教えていただきたいです。
そう、多くの人は、そういった疑問を持たずに工務店に依頼するかもしれません。
そして、ちょっとでも設計事務所に興味を持った方は、相談をするかどうか
というところで迷うわけです。
まぁ、工務店では話にならない…ということで相談に来る方も多いのですけど(笑)
ん~、設計事務所に依頼するメリットとは、なんでしょうね?
デザインが優れている
…まぁ、確かにかなり拘りますよね。
でも、デザイン優先で他にリスクの有る仕様は避けたいので、ある程度は
制限されたものになるでしょう。構造的に無理が有るものもNGですね。
好みをカタチにしてくれる
これは大きな特徴かもしれません。上記したように色々な制限はあるものの
施主の好みや拘りを、構造、コストなどの面から最善を尽くす事ができます。
工務店は、それぞれ自社の工法や仕様ありきで、その上にプランを入れる。
私は、施主の要望に合わせて工法や仕様を厳選していくという違いが有ります。
建築士が一緒に考える
これは、当たり前なのですけど…(笑)
住宅の営業さんは営業のプロですけど建築のプロではありません。
なので、施主が営業と打合せをしてつくる間取りや外観には、ある意味
無理が有るものです。人が良くても技術が無いと無理ということです。
できると言ったものができなかったり、現場でトラブルになることが多い
という話はよく耳にしますし、無理な間取りの変更をしたことも有ります。
メリット、デメリット、リスクをひとつずつ説明しながら一緒に決めていく
という、施主主体の設計が可能になるわけですね。
監理と潤滑油
現場が始まると、設計事務所の価値がグーンと上がるようにも思います(笑)
工務店施行の場合は、自社の工事を自社で監理することが多いので、それが
監理と言えるかどうか?ということが疑問。
施行上の不具合があっても、まぁ良いか…で済ませてしまうことも有ります。
例えば、JIS規格ではない資材を使っているとか…構造等級が違うとか。
恐ろしいけど、現実には有る話ですから、要注意!ですね。
工務店とのトラブルでよくあるのが「言った」「言わない」「聞いてない」
営業ができます!と言ったことが現場には伝わっていない。
逆に、現場で施主と大工とで決めちゃったことが営業に伝わっていない。
で、最終的に工事費UPでトラブルに…なんてことも有るようです。
そういった事を無くす潤滑油となるのも設計事務所の大切な仕事です。
私…自分のお客さんの現場には、しつこいぐらいに出没します(笑)
現場に行ったら棟梁に「そろそろ来ると思った」って言われるくらい^^;
設計段階ではお施主さんと、現場に入ったらプラス現場の職人さんと…
みんなが一つになって同じ気持ちで創りあげる。
それが理想の家づくりなのだと思います。
では…設計事務所に依頼するデメリットは…?
ん~、設計監理料金が、真っ当にかかります ^^;
では、なぜ工務店に依頼したら設計料金が安いのでしょう?
これは、建築士に必要最低限(確認申請用)の図面だけを書かせて
申請させて、監理は殆んど自社で行なうから…です。
でも、確認申請が通れば大丈夫でしょ?
いえいえ、住宅の確認申請はいわゆるフリーパス的な審査なので
構造などの審査はしません。最低限の法的チェックだけなのです^^;
でも、10年保証も入ってるし…
10年保証は、あくまでも「瑕疵担保責任」に対する保険です。
義務化になったこともあり、そんなにシビアな検査はしていないよう。
保証会社にとって、登録工務店はお客様ですからね ^^;
トラブルになる話も聞きますから、一概には言えないこととも思います。
あなたの家づくり フィーリングの合う頼れるパートナーと一緒に 楽しく進めてみませんか?^^