あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

女子トイレから共用トイレへ

生きていると、「しなきゃ」が、なんと多いことか。

いつころから「しなきゃ」と感じるようになったのか。

 

女に生まれたから、女の子らしくしなきゃ

弟が生まれたら、お姉ちゃんらしくしなきゃ

勉強しなきゃ、お手伝いしなきゃ、学校行かなきゃ

子どもの頃も、多くの「しなきゃ」に囲まれていた。

 

たまに、その理不尽さに傷つきながらも「しなきゃ」と一緒に大人になった。

 

大人になってからは、さらに多くの「しなきゃ」に包囲された。

既成概念に逆らいながらも、文句を言いながらも

かなり「流し」ながら大人として過ごしてきた。

 

そして、既成概念は変わる。時代と共に変化する。と学んだ。

 

30数年前、お茶くみは女子社員という考えが横行していた。

入社して初めに覚えるのが「誰のカップか」だった人も多いだろう。

24時間戦えますか?というCMが流行った時代、残業が当たり前の業界。

現在、そんなことを強要すると「ハラスメント」と問題になる。

 

男女差別とか男尊女卑とか言っていた時代は、今やトランスジェンダー

建築としては、トイレ問題が浮上。

少し前まで「男子」「女子」だったトイレも、車いす利用の共用(多機能)がプラスされ、更に最近では渋谷区の事例のように、共用トイレをメインとした上で、効率を考えて小便器を備えた男子トイレをプラスするというカタチに変化しつつある。コンビニもこのようなトイレになっていることが多い。ワタシはこのカタチに賛成だ。

でも中には、女子トイレを熱望する女子も多いだろうと思う。化粧直しや着替えなどに利用することもあるからだと思うが、これが今後の課題なのだろう。

今後、学校などのトイレが変わっていくことになると思うけれど、女子トイレでの噂ばなしがなくなると思うと、ちょっと寂しいような気もする(笑)

 

「住宅とは」という概念も「生き方」の変化と共に変化していくと思う。

実際、サービス付き高齢者住宅なんてシステムだって昔は無かった。

心地よい暮らしかたが多様化すれば、自ずと既成は崩れていく。

 

そうやって既成概念は変わっていくものなのだから

逆らったり戦いながらも、必要以上に傷ついたり、嘆いたりする必要はない。

辛いとか、やるせないとか、腹立たしく感じるのは

自分の考えが少しだけ時代より先を歩んでいるから。ということに。

 

あぁ。ラーメンはカロリー高いし、塩分多いから自粛しなきゃ…

と思いつつ、お家らーめんにバターをトッピングするワタシ。

たまには「しなきゃ」に逆らうことも大切だ(笑)

 

私がとらわれていた「しなきゃ」

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