新型コロナウィルス(COVIT-19)が騒がれてから1年が経とうとしている。
そして、その状況は良くなるどころか悪化しているというのが現実。
政府、政治家、有識者たちは何をしてきたのだろう。
ウィルスの変異株が検出されたと騒ぎながら、昨日まで感染が広がる外国から入国した人たちには性善説を唱えるかのように「自主隔離」を「お願い」していた日本。
果たして、これで良いのだろうか。
と、個人的に思うことは多々あれど、言ったところで私に決定権があるわけでは無いので(笑)ワタシ達は自分で感染防止を徹底するしかありません。
うがい、手洗い、アルコール消毒、マスクが一般的で一番簡単にできる感染防止。
手洗いが奨励されてから、玄関を入ってすぐに手洗いがあるプランが色々と出てきているようですけれど…
でも実は、外から帰ってきたらまず手を洗えるようにしたい…という要望は以前から多くあり、それは、トイレと併せたもの、勝手口に設けるもの、脱衣室とは別に設けた洗面台と兼ねるもの…色々なカタチで設えてきました。
ここでは、そういった「手洗い」を紹介したいと思います。
太陽と眺望を楽しむ家(2008)
玄関ではありませんが、玄関からまっすぐいったところにドアのない洗面所を配置し、それを手洗いとしても兼ねています。男の子が2人いる2階リビングのお家。もちろん2階にも洗面ができるくらいの手洗いを設えています。
薪ストーブに集う家(2011)
トイレの手洗いとして玄関入ってすぐの場所に配置した例。トイレと別にしてお湯を使えるようにすることでうがい等にも使いやすくなっています。引っ越し後、このお家も男の子2人になり今は毎日帰ったら手洗い&うがいをしていることでしょう。
ワクワク二人のお家(2011)
こちらは、シューズクロークからのホールに手洗いとトイレを別々に配置したプラン。この後、こういう設えが多くなりました。玄関脇だから洒落にブルーのタイルを使いました。こちらも引っ越し後に男の子2人になったので、今はこの手洗いが大活躍していることでしょう。
和みの家(2012)
このお家はトイレと一緒の手洗いにしていますが、スペースもボウルも十分な大きさのものを設えているので今の状況化にも十分に活躍してくれてると思います。大人だけのお家なのでシックなタイルでデザインしました。
想育の家(2012)
こちらは今までと違い、玄関入ってすぐに洗面室(脱衣室)へ入れるようにしています。帰ってきて直ぐにお風呂に入れるように…と考慮したものですが、施主が医療従事者なので今となってはこのプランで大正解だったと言えます。
ヒナカバ星の家(2013)
コダマノイエ(2014)
こちらは、ワクワク2人のお家と同じタイプですが、タイルやボウルの形、鏡などの選び方で雰囲気がだいぶ変わると思います。玄関ですからお洒落な手洗いにしなければですね。
ぐるりんち(2016)
玄関ホールからの手洗いですが、今まで紹介したのとは少し違って、玄関からは見えないように配置した例です。スペース的には無駄のように見えますけれど、手洗いの他、うがいなども考えると、ゆったりと使えるスペースになっています。
フェアリーガーデン(2019)
このお家は、玄関には手洗いが有りませんけれど、裏のテラスドアから直ぐにワンコの足洗い場からお風呂に続く間に洗面台を配置しています。これは外仕事やワンコの散歩から帰った時にリビング等を汚すことなく生活したいとの要望から設えたものですが、このお家の普段の生活を考えると、今の状況化でも、これがベストなカタチなのだと思います。
こうしなければダメということではありませんが、あると便利な玄関や勝手口にある手洗い台。ここで手洗いすることで、家の中にウィルスを持ち込む可能性が低くなり、ドアノブをアルコール消毒しなくてもよくなるかもしれません。(※ドアノブをアルコールで消毒すると濃度によっては塗装が剥がれてしまうので注意です。)
ちょっとしたことですが、あなたの家づくりの参考になると幸いです。
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あ、ちなみに。
寒冷地ではお湯が出るのがベストです!予算が厳しくてもここはケチらない方が良いと思います。参考まで^^
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