昔、2001年宇宙の旅やスタートレックを子供のころ観て、ストーリーはうろ覚えだけれど、単純に凄いな~と思っていました。
2022年、まだ、この映画のように宇宙船で旅をしたり、異星人と交流があるわけではないけれど、お金さえ払えば一般人が宇宙へ行ける時代になりました。
ドラえもんの「どこでもドア」は未だ無いけれど、そこに行けなくても体験できるようなカタチで技術が進歩しています。
子どもの頃、若い頃、こうであったら良いな…と話していたことが次々と現実になる。
キーボードを打つのが苦手だから「喋ったら変換してくれたらいいのにね~」と話していたのは30年前くらい。いまやそれが普通にできるようになった。
二足歩行のロボットは開発が難しいと言っていた記憶があるけれど、それが今や小学生でも工作レベルで作っている。
手塚治虫でさえ描けなかった携帯電話が、今やだれもが持つ小さなコンピューターになった。
松本零士が描いたような、船や列車が宇宙を飛び回るのはまだ夢物語だけれど、自動車が空を飛ぶし、写真や画像の加工は本物かどうかの区別がつかないほど。
世の中、そんなことがいっぱい。
それは、ワタシたちの業界でもいえることで…
昔は絵描きさんが手書きで作成していたパースも、CGに変わり、そして今は普通に目の前のパソコンでプラン作成と同時に、そこそこのパースを作ることができるし、その中を歩くようなVR体験もできる。
設計も平面で考えるものから立体での構築に変わろうとしているけれど、ワタシはそこまで到達していない(汗)
そして、そのような技術は、感染症の拡大によって格段に進歩していると感じる。
今や、その場に居なくても会議ができるし、画像による検査・診断も可能だ。
戦争の発信や攻撃でさえ、こういった技術を駆使している時代。
ワタシからすれば、この現実こそSFそのもののように感じる昨今。
長生きはするもんだ…というのは本当なのかもしれない(笑)
きっとこれから…身近で言えば…照明器具は「貼る時代」がくるかもしれない。
建物の構造や建材は、プリンターで出来上がるものになるかもしれない。
いや、そのうち…頭で考えているデザインがそのままカタチにできるかもしれない。
人生はノン・フィクションというサイエンス・フィクションだ。
でも、そんなワタシのデスクには、ペーパーやファイルが積み重なっている。
それもまた現実。
今でもプランは方眼紙に書いたり、手書きのパースが好きだったり…
なんだかんだ、ワタシはアナログ人間です(笑)