今日も おはようございます(^^)
早速ですが、みなさん…家相や風水を気にしますか?
家相と風水…一緒と考えられている方も多いと思いますけど
実は、別物(共通項は有りますけど)
長く設計という仕事をしていると
家相や風水を基本に「家づくり」考える
という依頼に何回かは遭遇します。
家相は、鬼門(裏鬼門)、欠け、張り…などを考慮して
間取りを考えるもの…建築上の意味合いが大きいものです。
それと違って、風水は「気(水)の流れ」を大切にするもので
それは、本来であれば土地選びの時から考慮するもの。
ですから、その人(主人)の気の流れも関係するため
人、土地、それぞれの方角を考慮し検討する必要があるそうです。
以前、風水に拘った施主の家を設計したことがありました。
施主から借りた本で勉強し、プランを作って…
それを風水鑑定士に鑑定してもらってGOサインを
頂いてからの設計…というわけです(^^;
プランは特に何も指示無く合格(助かった~)
でも、驚いたのは平面図に鉢植えらしき絵が描かれていること。
そう、「鉢植え」を置く位置を指定されているんです。
よく、インテリア風水で「西に黄色いものを」とか有りますよね?
その時は、家の「気」の流れを良くするために「鉢植え」を置く
という事だったんだと思います。
風水は家相と比べると柔軟性があるようですね。
私は「少しでも気になるのであれば、考慮したほうが良い」と
施主にアドバイスをします。
家を建てるとき、後悔するようなことを残したくないからです。
ただ、気にしすぎると、使い勝手の悪い間取りになってしまう
ことも多く有りますから、ホドホドに…というのがポイントかも(^^;
それは、地鎮祭や上棟式にも言えることだと思います。
こういった儀式をやるかやらないか…は、それぞれの考え方次第。
「やらなかった」ことで後悔しそうであれば「やる」方が良いし
「関係ない」と割り切るなら、それも良いと思います。
建築業界は、基本的に「縁起をかつぐ」部分が多い業界です。
(建売が多い昨今では、そんなに気にしていないようですが)
まぁ、これは日本の伝統といえるのでしょう。
例えば
契約、地鎮祭(上棟式)、引渡しは「大安吉日」
その日に雨が降れば「雨降って地かたまる」(笑)
土用の期間は土工事をしない(最近は気にしませんけど…)
家を創るということは、昔から「一大事業」で有ったこと。
また、住まいに対しての思い入れ等が相まって
こういった学問や儀式、風習ができたのでしょうね。きっと。
ですから、少しでも気になるようであれば
家づくりのパートナーに相談することをお勧めします。