すっごい雷に気づかずに爆睡していたワタシ。
それでも4時30分に目が覚めてしまうお年頃(笑)
お仕事の前に気になったニュースを記事にUPします。
内容は「界壁」が無い、又は施工不備があるとのもの。
界壁とは
共同住宅の住戸間に「防炎」および「遮音」の為に設置する壁のことで
建物の工法ごとに建築基準法で施工方法が決まっています。
そして、どの工法でも共通で「小屋裏まで達せしめる」となっています。
小屋裏というのは屋根裏のことで、ここでの延焼も防止するのが役目。
これ、数年前に書いた実際に建っている木造アパートの図面です。
斜線部分が界壁。(網掛け部分は退化じゃない耐火間仕切りです( *´艸`))
この界壁の仕様は…これ。
断面で見ると、このように小屋裏まで達せしめるんです。
今回の件では、この「界壁」が無い、又は小屋裏まで達していない施工不備ということらしいです。今のところ分かっているだけで界壁無しが185棟、界壁施工不備が21棟。今後、全国3万7853棟全てを調査していくのだとか…。ここの部分、完了検査の時には見えなくなるところなのでワタシが監理をする場合は写真を撮っておくよう心がけています。昔は、「写真提出」が義務付けられている役所も多かったけれど今は、民間審査機関なども増えたのでどうなのかしらねぇ…。実際、この部分は手間とコストがかかる部分ですから無いとなると…少しは建築費用が安かったのかしら^^;でもここは、もしもの場合にはとても大切なところです。そして…意図的ではないということは通らないと思います。関連した検査機関…すべてに影響が出るでしょう。そして、任せきったオーナーさんたちにも動揺が広がるでしょう。今後、これを発端に審査及び検査に理不尽な厳しさがプラスされないように祈るばかりです…^^;