今年で31回目を迎えた東京デザインウィークで……
大学生が作った木製のジャングルジムでの火災事故で
遊んでいた5歳の男の子が亡くなってしまいました。
木くずが詰められたところに白熱電球を点灯するという
火災が起きて当たり前~!というような原因で…です。
この大学生は建築を勉強する学生なのに…
白熱電球が点灯し続けると熱くなり危険。
ということを知らなかったのでしょうか。
ときに建築デザインは安全性を欠く姿で成り立ちます。
手摺の無い階段やロフト。
滑りやすい(床)素材。
足りない光量。
適さない素材での装飾。
でもそれは、危険性を十分に検討した結果
「ここでは」大丈夫だろうとした場合のみに
限られるべきだと、私は思っています。
子供が遊ぶであろうコンセプトで作られた
「巣」をイメージした木製のジャングルジム。
そこに「触ると火傷するかもしれない白熱灯」は論外。
もしかしたら、LEDしか知らないという年代かも知れない?
・・・と、ふと思ったりもしますけど^^;
もしかすると発火するかもしれない危険性。
これを、認識していたのか…否か。
「暗くなったので点灯した」
そう話したという学生に聴いてみたいものです。
そして携わった学生の皆さんには
仮に、建築士になって実際に仕事としたときの
責任の重さを、想像してほしいと思います…。
様々なテクニックや法律を指導するのと同じように
色々なことを、想像、予想、予測する力を育むのも
技術者に対する教育にあって欲しいと願います。
今までは言わなくても良かった、とか、一般常識…、とか
そういうことでは済まされない時代なのかもしれません。