北海道では札幌を中心に災害と言って良いほどの降雪を記録しました。
お見舞いを申し上げます。
同じ北海道でも、ここ釧路はここ数年で一番、降雪が少ない年です。
でも、寒い (-_-;)
雪が降ったあと、太陽の光で雪が解け…夜の-10℃以下で氷になる。
なので、路面がスケートリンクのように滑るのです。
それでも、それに慣れている釧路人ですから気を付けて歩けば大丈夫!のはずが、油断をすると滑って転んだりするのです。
10年くらい前、自宅の鉄骨階段を下りているときに、最後の2段目で滑り、一段目のコンクリートの角に尾てい骨を思いっきり打ち付けたワタシ。
その後、4~5年、痛みが続き長時間座っていられなかった経験があります。
同じころ、夫が雪かき中に滑って転び膝のじん帯を痛めたことがありました。
そして今年…2月13日のこと。
その夫が、私が尾てい骨を打ち付けたところで転び…背中を強打しました^^;
最初はそれほどではない様子だった夫ですが、時間が経つにつれて痛みが増し。
日曜日だったので、外科の当番病院へ行ったのですけど、待合室にはすでに数人の患者さんが居て、その中で3人ほど見るからに骨折だな…と分かる人が…。
レントゲンを待っている間、話しているのを聞くと、3人とも滑って転んだときに手をついたことによる手首の骨折だそうで、皆利き腕だったようで、問診票もかけない感じでした。やっぱり、とっさに出るのは利き腕なのでしょうね。
夫は、レントゲンの結果、肋骨2本が折れていました。その時の医者の話では、内臓には刺さっていないようだから、バンドで固定して2週間後にまた来てくださいとのことで、痛み止めを貰って帰ってきました。
実際、肋骨の骨折は、それしかないようなのですが…。
痛みはかなり強かったようで、夜も普通に寝られず、座って寝ているような状態。
それでも、昼間は普通に動いてたんですけどね…ホントに大丈夫か?と思っても、痛みばかりは本人にしか分かりません。
そして、1週間たった21日月曜日の早朝。
ベッドから立ち上がろうとした夫が倒れました。
一瞬、目の前がブラックアウトしたようで、倒れた拍子に置いてあった電気ストーブに顔面からアタック。結果、電気ストーブは破壊され、顔面が切れて出血。
でも、出血よりも…真っ青な血の気の無い顔にビックリ。
手の指先も血色が無くて冷たい。
その日の夜間救急の外科の当番病院はとある総合病院。
とりあえず歩ける状態だったので、まずはそこに連れて行きました。
受付で症状と経緯を説明したところ「脳外でいいですか?」と聞かれました。
いや、そんなこと聞かれても…と思ったけれど、早朝に倒れたとなると、脳か心臓が疑われても仕方ないよね…ということで、脳外の若いお医者が対応。
脳のCTは問題なく(いや…ろっ骨だし…)心電図も問題なく(やっぱ、肋骨だし…)その後、医者の説明を聞いたとき、酸素濃度が94%と低いことが気になり、私から質問。
「酸素低いですよね…」というワタシに「う~~~ん」とうなる医者(笑)
元々の酸素の血中濃度が分からないから何とも言えないと言うけれど、元々酸素を図っている人がどれだけ居るんでしょうね?^^;
取り急ぎ、顔の傷を縫いましょう…となった時に、また意識が遠のく症状が現れ…血圧の上下が激しく…追加で胸部のレントゲンを撮ることに(だから肋骨なんだよ~)
そうして分かったことは「肺に水が溜まっている」「心臓が大きい」なので、心臓由来の胸水かもしれないという説明で、時間も8時近くになっていたので、そのまま内科外来を受診することに。
心臓なのか?!肋骨が刺さっての胸水(血)ではないのか?!
そういえば…急いでたから顔も洗ってないし、すごい恰好なんだけど…外来ですか。
と、私の心の声 ^^;
内科での問診と胸部CT、血液検査の結果で、心臓由来ではないということが判明。
実はこの先生。中国から来た(であろう)女医(そういう説明がありました)
言葉は少し伝わりづらいけれど、とても明確な総合的診断をしてくれました。
ろっ骨が折れて肺を傷つけたことによる肺の中の出血があり、1週間痛みが続いていることと出血があったことで、神経反射が起こりめまいや意識障害が起きたと思われる。このまま、整形外科に行って、その後必要なら外科に行くことになります。
…と、とっても納得できる説明でした。
心臓が大きいのは、きっと元からなのでしょうね…^^;
整形外科では、あ~血が溜まってるね、こうなったら整形では何もできないから、外科にまわって~と軽く言われ(笑)
外科に行くと、また女性の医者で、本当に女医が多くなったなぁと実感。
どの業界でも、女性進出が一般的になってきたのは嬉しいことです。
診断は、手術ではなく自然に吸収されるのを待つとのことだったのですけれど、その経過を見るためと、酸素濃度が低く、まだ少し意識障害が残っているので、1週間ほど入院しましょうという話になり、彼は絶賛入院中です。
考えたら、最初の脳外の若いお医者さんが、自分の専門外であっても色々と調べ、的確ではないにせよ、内科の医者に繋いでくれたからこそ、最終的に納得がいく入院となったと思うと、初期診断って、とても大切なことだなぁと思いました。
ただ、釧路では、休日・夜間救急は内科と外科が違う病院になっていて、そうなると、総合的な診断が難しいのかなぁと思ったりします。
朝5時に救急外来に行き、入院病棟へ行ったのが午後の1時。
家に帰り、顔を洗って、ちょっと塗って(笑)仕事の書類を提出してから、荷物を病院に届けたのが午後3時頃。
その後、用事を済まして仕事場に戻り、夜はZOOM会議に出席。
…と、とっても長い1日だった月曜日でした。
コロナ禍ですから面会はできません。
ちなみに彼は、3日間は肺炎のような発熱があったようですが、酸素濃度こそ91~93%と低いですけれど、昨日はシャワーを使えるぐらいに回復したようで、退屈そうですけれど電話の声は元気で…
今朝一番の連絡は「燃えるゴミの日だから忘れないように!」でした(笑)
ワタシはというと…ニャンケの世話と、野鳥のごはんづくり、義母のワクチン接種や歯医者、洗濯などなど…普段は夫に任せてあることがプラスされた上に急な仕事もあったりで、とても気忙しい毎日を過ごしています。なんだか疲れてきました(;^_^A
まぁ、退院してきても、しばらくは安静でしょうから、まだまだこの生活は続きそうです。
まだまだ氷の世界は続きます。
皆さん、ご注意くださいね!!