おはようございます。
せっかく復旧していた電気と水道が、また使えなくなったり…
不便な生活が続きますが…今は耐え抜いてほしい思います。
とにかく我慢して耐え抜いたら、きっと光が見えてくるはず…。
そんな皆さんを共に被災地で応援支援して
一緒に頑張り発信している方もいらっしゃいます。
*************今日の被災地の様子*************
おかちめんこ団長さんのブログ
被災地より◇また停電…断水…
********************************************
さて、話は変わって…釧路の建築工事の事情を少し。
ちょっと長文です ^^;
3月16日の記事 北海道への建築資材流通について
3月24日の記事 どうなる物流?気になる工事の進捗状況
どちらでも書いた、懸念される工事の遅れ。
現実にはどうなのかというと?
輸送手段などの物流自体は、ほぼ回復しているらしいのですが…
工場被災などによる資材不足は改善されていないところが多いらしく
納品が遅れてますから、工期も1カ月近く遅れているところも多いです。
構造用合板や断熱材などの躯体資材も品薄になっています。
断熱材については、エコポイントの影響で元々品薄状態だったのに
追い打ちをかけるような工場の被災、そして仮設住宅建設のために
全く間に合っていない状態がずっと続いているのが現状です。
被災地では、発注している仮設住宅が資材不足で建たないとのこと。
でも、そしかすると…それ以上に地方の建築現場には入って来ない
という状況になっているのかもしれません。
このままでは、被災地とその他の地方が共倒れになる危険性もあり
なんとか改善するべく、輸入などを検討しているとの話も聞きます。
ただ、ここで考えられるのは…資材はどこかの倉庫で眠ってる!
という、実しやかに囁かれている都市伝説的噂話(笑)
これ、有り得るんですよね。以前もコンパネの値が上がった時に
倉庫に入れておいて、値が吊り上ったところで利益を出そう…
なんて、姑息な事を考えている人達が多いんですよね、これが。
でも、この時は…吊り上るまで持っていられず放出してしまい
値が一気に下がった。。。というお粗末な結末だったような(笑)
私がそれ以上に心配しているのは…ベニヤや合板、コンパネなど
仮設住宅に必要な資材を政府命令で発注する際、かなりの高値で
取引されているという現実があり、そうすると…他の工務店などが
太刀打ちできずに価格競争に負け仕入できないかもしれないこと。
若しくは仕入しても、高値を建築工事価格に反映することができず
赤字になるか、反映させたとしたら、コストが上がり仕事が無くなる。
というような事になるのではないかという一抹の不安があるわけです。
ただ、これも…そう長い間続くことではないと思います。
工場生産のラインが確保され、それが上手く回ってきたら…
輸入が確定して安定供給されるようになったら解消されるはず。
ここで、お家を考えていらしゃる方へのお願いです。
建築資材の不足や価格の変動は近いうちに必ず落ち着くと思います。
ですから、急がず、工期に余裕をもって確実に進めてください。
ただし、これに便乗した色んなうまい話には要注意です。
普段と変わらない判断力で、あなたらしい家づくりを楽しんでくださいね^^