おはようございます♪
今日の釧路は快晴!事務所から見える空は青空です^^
ただ…最低気温は0℃だったらしく…いや~寒いです ^^;
さて、昨日の見学のとき、もう少し踏み込んだ話をしたかったのですが
タイムリミット…ということで、Aさんに話せなかったことを書きますね。
私は、このブログで常々「新しい技術にはついていくのが大変」と
いうことを書いてきました…まぁ、ホントに大変です(笑)
問題は、構造に係る基準、規制、そして、色々な設備に関する技術や新商品。
果たして「今、最新の技術で良いとされているものが、本当に良いものか?」
というところですね。まぁ、冤罪に繋がったDNA鑑定の技術のようなもの。
ようは、技術は常に進歩していて、正しいと思うことが実は間違いだった…
というのは、よく有ることなのですよね。
5年間のデータは実験有る。
でも、それが10年後30年後となったときどうなのか?
技術者は、その頃には違う良いものが開発されているから…とか
そうなった時には建替え時期だから…などに話を持っていくのですけど。
その新技術に高いコストをかけるだけの価値が有るかどうか?というところでは
あまり議論されないのが通常だと思うんですよ。
ならば、自分で「これは良いもの」と納得したものを使うしか無いわけです^^;
それを、技術の進歩で決めるか、伝統や実績のあるもので決めるか…
それのリスクやメリット、デメリットを知った上で決める必要が有るわけです。
あぁ、こんなことも話せばよかったな~と思っている矢先…
どえらいニュースが飛び込んできました ^^;
昨今、国が助成金を出して推進している「超長期優良住宅」の構造基準である
耐震等級2(性能保証の等級)が震度6の実験で倒壊したとのこと。
これは10月27日に国土交通省の補助を受けて防災研が行った3階建て住宅での
耐震実験でのことですが、耐震等級2で造った建物が倒壊し、基準を満たさない
建物が倒壊しなかった…という結果がでたそうです。
はい?これはどういうこと?って思いますよね?^^;
いや…ただね、私は、なんとなく理解できるんですよ…これ。
私は意匠設計が主な仕事なので、構造設計については、専門では無いですけど
今までの「木造の伝統工法」から考えると、今の構造基準は少し違うかな?と。
この実験結果を踏まえて、今後、構造(耐震)基準が大きく変わる可能性も
でてきたことと思います。
来年度の超長期優良住宅の申請までに何か動きが有るでしょうね?
多分…またまた講習会です ^^;
今年、超長期優良住宅を「構造基準も上がりましたから!」と勧められて
建てた方、今までの性能保証をうけてきた方には衝撃の事実となりますけど…
それについては、どう対応していくのか…?
今後の動向に着目していきたいと思います。