あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

プランを考えるということ…

今日は、おはようございます。

凹みから立ち直った櫻です(早っ…笑)



さて、今日はプランについて…

プランとは、間取りはもちろんですけど、外観のデザインや

家事動線、生活スタイルの想定などをトータルしてつくる物。

決して、デザインが優先だったりすることは有りません。

(まぁ、これは私の場合ですけど…)



それを、どう進めているのか、実況中継です(*^^*)






昨日の夜、ある施工会社さんの打ち合わせに同行しました。

まずは

お母さんが住んでいる築18年の家を増改築するか…

地続きで空いてる土地に新築するか…   

という、「子世帯の住宅」をどう建てるかの二者択一問題。





増築に関しては、他社に依頼している図面が有りました。

これを設計したのも女性の建築士だそうで

プランはとてもよくできていて、手を加えるところは余り無いもよう。



でも、気がかりなことが数点。



まずは、基礎杭の問題。

築18年というと、まだ住宅の基礎杭が義務付けられていない頃。

(義務付けられたのは平成12年)

ということは、杭を打っていない可能性が大(^^;

打っていたとしても、多分、木の杭。

おそらく支持層までは達していない事が予想されます。



で、何が問題かというと…

新しく増築するほうには杭の施工が義務付けられるので

地震時の揺れや、微妙な地盤の沈下に差ができてしまい

壁や屋根などの接続部分に亀裂が入ったりする可能性がある…ということ。

それを緩和する方法も有るのですが、若干コストがかかってしまう。



ぢゃぁ、増築部分も杭を打たなきゃ良いじゃん…と思うでしょ?

でも、やはり、新しく基礎をつくった場合だと地盤の強さに差がでるし

私の立場では、それで良い…とも言えないじゃないですか(苦笑)



それと、もうひとつ。

平成17年にシックハウスに関する法律が制定され、24時間換気設備が

義務化されています。

増改築の場合は、既存の部分にも、その設備が必要となるので

その分のコストが余計にかかってしまう…ということ。




その他、増改築に関して色々と不都合な点がみられることを説明。

一応、新築+親世帯の住宅と繋げる渡り廊下というプランを考えることに。




でも、新築だと「2世帯住宅」のローン控除を使えなくなるデメリットも(^^;

う~ん…微妙。



施主の利益を考えながら、メリット、デメリット、リスクを説明して

納得をして頂いてからプランを進める。

今回は、理想的な進め方なのかもしれません。




ということで、これからプラン作成です。

早ければ月曜日…遅くても、それから1~2日でできる予定です。

それから、施工会社で概算見積…というかたちなので

来週中には、お施主さんの手に届くことになりますね(^^)



できれば、プランを考える過程もご紹介できたらと思ってますので

次回は…私の考え悩む姿をお伝したいですね。



さてと、始めるか~っ!(笑)

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