先日出席した某会議で、今後見込まれる人口減少や
それに伴う立地適正化計画についての説明がありました。
1980年のピーク時には227,234人だった釧路市の人口は
現在174,349人。そして、2040年には106,000人まで減少
すると推定されています。釧路町の人口は現在19,999人^^;
こちらもピークだった2000年の22,478人から減少傾向です。
市と町を合わせても20万人を切ったというのは寂しいですね。
そして、同じくいえることは高齢者率が高くなっていくこと。
町づくりを考えていく中で、この人口推移はとても重要で
立地適正化計画(→国土交通省HP)に基づく整備が必須です。
来年度から改定を行う予定となっていいます(→釧路市HP参照)
遅れて釧路町は来年度から本格的に取り組むことになっています。
…とまぁ、難しいことを書きましたが。
簡単にいうと、人口が少なくなるんだから、住むところを
コンパクトにまとめてインフラ整備や公共施設の無駄を
省いていきましょう!ということのようです。
釧路市を例に挙げると
1つの都市機能誘導区域(商業・医療・福祉などを誘導集約)と
8つの居住誘導区域(生活サービスを含め居住を誘導する地区)
を設け、その間を公共交通機関でネットワークするというものに
なるという説明を昨年の意見交換会で聴いたところです。
居住地域をコンパクトにすることで便利で住みよい町になる
という利点の反面、そこから外れてしまった地域にとっては
様々なデメリットが生まれる可能性も否定できません。
でも、人口がピーク時の半分まで減少するかもしれないとなると
今現在の利害だけで判断することは後世に負の遺産を残すこと。
その判断や理解がどこまで得られ進められるかが問題でしょうか。
特に、様々な国からの補助の下に財政が成り立っている地方都市
としては、避けては通れない踏ん張りどころなのかもしれません。
今、計画されているマスタープランなども、少し立ち止まって
立地適正化計画を踏まえて進めていく必要があるかもですね~