あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

工期が1カ月以上遅れて…

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こんにちは ^^
衆議院選挙前日の土曜日…選挙カーも来ない静かな事務所です(笑)

現場が…1か月以上遅れています^^;

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原因は人手不足^^;

今時期は年度末までの公共工事と工程が被るので
人手不足ということは、今までも有ったのですが
今年は…異常なくらい人が足りない。

なんせ、建坪が600㎡の基礎工事に鉄筋工が1~2人しか入れない
と言う状況が10日間も続いたんですから尋常じゃない<(`^´)>


同じく人手不足が激しい札幌など都市部に出てる職人も多いし
なんせ、ここ数年いえ数十年、若手を育てられなかったという
長い不景気のツケが今になって響いているのかもしれません。

資材関係が値上がりしていることもありますが人件費の高騰は
バブル期の再来か?と思うほどで、低予算だと断られます(-_-)

こう書くと、一見して好景気で良いじゃん♪と思うかもですが
多分…今時期に限って言えることだから問題なんです。

この遅れている現場も、サービス付き高齢者向け住宅として
国からの補助金制度を利用していますから
原則として年度末までの補助金交付が義務付られています。
(原則なので、交渉は可能なようですけど…)

賃貸物件などは、異動を考慮してやはり3月入居が目標です。

そして、公共工事も予算の関係から年度末までの工期が殆ど。

ここで少ない職人を取り合ってることが人件費高騰の要因…。

そして、年度末までの工事がひと段落すると仕事が無くなる。
ゆえに「仕事の春枯れ」という現象がおこる地方の建設業界。
まして、消費税増税が先送りされたことにより駆け込み需要が
見込めなくなったことが追い打ちをかけるかもしれませんね。

今、忙しく人手が足りないけど、いつ暇になるか分からない。
だから、臨時のアルバイトしか求人できないというのが現状。
求人倍率はうなぎ上りだろうけど正規雇用は怖くてできない。
それには、公共工事入札企業に対する社会保険加入制度なども
聴くところによると壁になっているようですが…まずは仕事。

公共工事補助金も、年度末に拘らない予算組みができて
通年でコンスタントに仕事ができる状況になってくれたら
地方(とくに寒冷地)での正規雇用を増やせる要因になる
のではないかと思うんですけど、どうでしょうね~~~?

仕事を新しく作っていくことも大切。
でも、少し見直しをするだけで安定させられる方法も有るはず。

この2年で利益がでていない会社は
運が悪いか経営者の能力が無い。

なんて言ってないで
そこら辺の仕組みを改善して欲しいですね~(笑)


アタシも能力が無いと言われないように頑張ります~(爆)


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