あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

サービス付き高齢者住宅

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ここ数年、何度も施工会社さんの依頼でプランを入れてきた
サービス付き高齢者住宅。
今までは、なかなか決まることが無かったんです。
 
サービス付き高齢者住宅(サ高住)
高齢者の居住の安定を確保することを目的として
バリアフリー構造等を有し、介護・医療と連携し高齢者を
支援するサービスを提供する住宅
 
今回、学生時代のあるご縁で進めてきた計画が
地元、釧路町で事業として進むことになりそうです。
 
もちろん、キチンと北海道に登録できる規模であり
食事や介護・看護のサービスを提供するものです。
 
うちもそうですが、子供一人に高齢者一人という時代。
認知症などを考えると自宅での介護には限界が有ります。
 
実は、私は家族が家で介護するのが一番だと思っていました。
でも、それは大家族だったからこそできたことであり
今の少子高齢化核家族化の流れでは非常に困難なことです。
 
そういう時代だからこそのニーズに合致した政策の下
その事業(建設)には国からの補助金も導入されています。
今回の事業ももちろん補助金申請を計画しています。
 
 
今まで、施工会社から依頼されたものは、建てることだけに
意義があるような、将来も踏まえた事業収支的な
「おいしさ」だけを追求しているような、そんな感じがして
どうにも、心から福祉事業に携わるという気持ちを持てずに
流されるまま、プランニングをしていた感があったアタシ。
 
でも、今回は違います。
 
事業者が高齢者や障がい者の介護看護に真剣に取り組む気持ち
それに関する要望、希望、今後の展開予測、そういうことが
直接話をすることでヒシヒシと伝わってくるから凄い!!!!
 
高齢者をまるで子ども扱いで接していて、言葉も飾り付けも
まるで幼稚園のような施設にだけは絶対にしたくない!!!
高齢者も障害者も「大人としての尊厳」は尊重するべきだ。
と、最初に言われた時には妙に納得したものです。
 
また、介護や看護の経験(人手)不足からか、体調が悪く
少しでも医療行為が発生したり、認知症が進んでしまった
高齢者の方が、このサ高住には入居しづらいという問題が
あるようで、その層の方たちにできるだけ入居対応したい
という思いも強く、それは、事業者ならではのノウハウが
あるからこその事だろうと、とっても心強く感じました。
 
そうなると、できるだけ居間(食堂)や、介護浴室に向かう廊下から
見えるところに桜や紅葉、ナナカマドなど季節を感じることができる
樹を植えようか?とか、どうにか掃除がしやすい手摺を考えたいとか
そういうところにも気が使うようになるからホント不思議です(笑)
 
介護される方たちだけではなく、そこで働くスタッフの
環境を整えることも非常に重要なことですしね・・・。
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入居する高齢者の方、介護するスタッフの方
そして、高齢者のご家族の方
皆が「ここは良い!」と思える建物にしたい。
 
全体予算もあることだし、事業として進めていくには
まだ何個かのハードルを越えなければいけないけれど
ぜひ大切に進めたい来年にかけての大きな仕事です。
 
明日は我が身!…と思ったアナタ(笑)
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