あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

春と共にやってくるクレーム。

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おはようございます!
 
今日は全道的に気温が上がるでしょう♪
 
と、天気予報で言っていた予想最高気温が
 
前日+2℃の6℃という雨降りの釧路です。
 
でも、お日様の光が無い分、やっぱり寒く感じますね ^^;
 
 
そんな釧路でも、春の足音が聞こえています。
 
フキノトウなども顔を出しているようですね ^^
 
 
そんな春と共にやってくるクレームが有ります。
 
それは・・・地盤の凍上によるもの。
 
凍上:冬季、土壌中の水分が凍結して膨張し、局部的に地表が持ち上がる現象。
 
ということで、寒冷地で見られる現象です。
 
建物の基礎は、この凍上を防ぐために、凍結深度より深く基礎を造ります。
 
この凍結深度(土が凍ると予想される深さ)は地域によって決められていて
 
地表から、釧路市1.0m、釧路町1.2m、中標津0.9mというようになってます。
 
なので、それを守っていれば基本的には建物に影響することは有りません。
 
 
ただし、外構・・・アスファルトや配管(マンホール)、塀などは、この凍上の
 
影響を受ける場合が有ります。特に掘削埋戻し面が多かったりすると・・・
 
そこの地盤が軟らかいまま水分を含み凍結しやすくなる傾向があります。
 
 
で、昨日の夜、想育の家のご主人から電話があり、今朝、確認したところ
 
イメージ 1
 
分かります?駐車スペースのアスファルト面。
 
大きなマンホールの横の小さな汚水桝が1.5センチほど沈んで見えます。
 
大きなマンホールはそうでもないのですけれど、アスファルト自体も少し
 
波打ってきたような感じを受けますが・・・とはいえ、見た目だけでの判断。
 
凍上したのか、沈下したのか・・・イマイチ、判断がつきづらい ^^;
 
砂利面のところは、凍上も沈下もしておらず、このアスファルト面だけ。
 
 
この他にも、ワンコ用に回した木塀の束石が少し凍上したのか斜めに
 
なっていて、門扉の鍵が開かないというか閉められないというか・・・^^;
 
元々、地盤がそんなに良い場所では無いし掘削埋戻しした場所なので
 
水が入り込んだんだと思われます。勿論、建物には影響なしですが…。
 
 
本来、冬期間の外構工事は、こういう不具合を防ぐために春を待って
 
施工する場合が多いのですけど、このお家はそこまで冬季でもなく…
 
大丈夫と判断してのものだったのですけど、思ったより早く寒くなって
 
雪も多いシーズンだったからか、こういう不具合が出てしまいました。
 
 
施主旦那さんは「ちょっと様子見たら戻るかもしれないよね~」と
 
言ってくれるので、気持ち的には楽なのですけど。
 
先ほど、施工会社には写真を添付したメールを送ったところです。
 
元々、もう少し暖かくなったら手直しをする予定だった外構工事なので
 
その時に併せて、改善するように話を進めようと思いますが・・・。
 
 
 
そして、今日の午後は根室に走ります。
 
こちらは・・・ちょっと大掛かりな外壁の手直し工事が必要な感じで頭が痛い ^^;
 
これも、凍害の可能性が大きい案件。
 
詳しいことは、後日、記事にしたいと思います。
 
 
上記2つのクレーム案件。
 
諸事情が絡み、工事時期を設定して、注意は払っていたのですけど・・・
 
それでも、不具合が出たということは
 
自分の判断が甘くなかったか・・・アタシなりに検証してみたいと思います。
 
 
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