
昨日の夕方、帰りの車から見た夕日は綺麗でした ^^
で、どこからの帰りだったかというと
昨日のブログでもちょっと触れた・・・
津波防災会議
地域防災力向上のためのワークショップ【西港地区】
そのお手伝いに建築士会の一員として行ってきました。
ワークショップは全4回。
今までの3回は地域にお住いの一般の方々が対象でしたが
4回目の今回は、西港地区の企業の皆さんの参加で行われました。
企業の皆さんが集まったワークショップは北海道で初だそうで
取材の方々も多く・・・のちにNHKのニュースや各新聞に掲載されました。
まずは、津波に関する講演を聞き、開発港湾釜石事務所から撮ったという
3.11の津波が押し寄せる動画を観てからのワークショップ。

初めてのテーブルマスターにドキドキ(笑)
まずは、どこに逃げるか?どれくらい時間がかかる想定か?
周りからの避難も受け入れられる態勢か?
避難食や毛布、発電機などが用意されているか?
日頃、社内で取り決めている地震時の避難ルールなどを確認。
企業にとって「まずは社員の命を守ること」が第一の目標。
とは言え、想定される地震を読み上げると難しいのが現実。
地震は、2月8日午後1時28分に起こった
揺れが87秒続き、大津波警報が発令された。
その日の状況は、吹雪で最低気温-18℃最高気温-2℃。
ツルツルのアイスバーンに積雪が18センチ。
参加者の方から「こりゃ最悪の状況の想定だな・・・」という言葉が出ます。
そう、最悪ですけど
「まさに、昨日、地震がきたら、こんな感じですね」
というと、妙に現実として納得できます。
さらに、津波の情報としては
大津波の高さ10m、浸水高さは5.0m。
地震後30分で到達。
この時点で、1社は水没です ^^;
ただ、近くに5階建てくらいの高さの会社が有るので
そこに避難できるように協定が有るのだそうです。
各企業に共通している事は、従業員全員分の救命胴衣を用意しているとのこと。
ただ・・・自身が来たときに、その救命胴衣を冷静に身に着けられるのか?
というのも問題としてでていましたね。あとは、冬ですから防寒着の問題。
避難食や毛布、備品を用意はしているものの数が少ないだろうとか・・・
中には、需要が多いらしく、なかなか品切れで多く用意できないという話も。
色んな問題点と、それの解決策をディスカッションする中で出た切ない問題。
その企業は、会社の高い場所への非難を誘導しています。
そこに、毛布や備品も用意しています。
ただ、「家に帰らせてくれ」という社員がいた場合、どう対応したら良いか?
ということが、非常に問題だと言います。
家に家族が、学校に子供が・・・心配だから行かせてくれ!と言われた場合
果たして行かせることが正解なのか留めることが正解なのか。
てんでこ。
まずは、自分が自らを守ること(逃げること)が先決。
分かっている事ですけど、それを会社として考えるのは難しいですね。
こういう場合は、やはり、家庭での避難ルールを決めておくこと。
どうやって避難して、どうやって連絡を取るか?というルールを
家庭で決めておくことで、それぞれがそれぞれの場所の指示に
従って、誰かを待つこと無く、避難できるのかもしれませんね。
企業として、従業員に家庭でのルール決めを促進するというのも
大きな役目なのかもしれませんね。という意見もまとまりました。
そして、事業の再開の問題点や解決策も話し合い
最後に各テーブル3分間の発表をしてワークショップを終えました。
こうやって、企業間で意識向上して連携できたりすると良いかもですね^^
で。おまけ(笑)
テーブルについて、横に座っていた●●運輸の△△所長。
見たことあるな?と思ってたんだけど
終わった後に声をかけられ、旧姓を言われ・・・あら?!
偶然にも学校の先輩でした~~~~(笑)
いやぁ~~~やっぱ、世の中は狭い!
悪いことはできませんね~~~~~(爆)