今日は寒いなぁ・・・と思ったら、最低気温が-10℃だった釧路です ^^;
予想最高気温は0℃・・・寒いはずです。
そんな中、事務所の気温は現在20℃。
でも、窓際の温度計は17℃しかありません。
実は、この事務所。外壁が鉄筋コンクリートで断熱がされていません^^;
元々、車庫だったところを改装したのですけど断熱材をケチりまして(笑)
なので、夏は暑く冬は寒いという設計事務所には有ってはいけない現状。
う―――ん。これ・・・まずくない?(爆)
そう思っている時にみつけた、今日のYahooニュース(笑)
住宅 断熱効果の義務付け検討(NHK)東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、電力不足が懸念されるなかで、家庭でのエネルギー消費を減らすため、経済産業省は、住宅の窓や浴槽といった建材や設備に一定の断熱効果を義務づける方向で、省エネ法を見直す検討に入りました。住宅の省エネを巡っては、国が一定の基準を守るよう推奨してきましたが、新築住宅での達成率は、平成21年は26%、平成22年は39%で、「住宅エコポイント制度」による一時的な効果はあったものの、低い水準にとどまっているのが現状です。こうした状況を受けて、経済産業省は、省エネ対策を議論する審議会で、住宅関連メーカーに対し、窓や浴槽、断熱材などの建材や設備に一定の断熱効果を達成することを義務づける方向で、今の省エネ法を見直す検討に入りました。具体的には、「トップランナー基準」と呼ばれる、同じ種類の製品の中で最も省エネ性能が優れた製品に追いつくことを、義務づけることが検討されています。経済産業省は、建材などの断熱効果が向上すれば、住宅の新築時だけでなく、リフォームの際にも省エネ性能が高まることが期待できるとしており、早ければことしの通常国会にも省エネ法の改正案を提出したいとしています。
そういえば、ある断熱材メーカーから断熱に関する講習会の案内がきていたなぁ。
昨年、締め切られた住宅版エコポイントによる1戸につき上限30万円の補助金制度。
復活はしたものの、被災地以外の地域では上限が15万円となり、魅力半減 ^^;
いえね。こちら寒冷地では、暖かくて省エネ=最大の魅力 なんですよね。
なので、高気密高断熱を目指し、札幌では「札幌版次世代住宅基準」なるものが
創設され、4年間で2億円規模の補助事業が展開されることになるようです。
以前から、Q値を1.0以下に!(Q値:熱損失係数)と言われていましたけど
最近では、ハイレベル基準であるQ値0.7以下に!という感じになっていて
その上のトップランナー基準になると、Q値が0.5以下となかなか難しい^^;
この基準だと壁の断熱をグラスウール16Kに換算すると、なんと500mm必要とのこと。
壁厚50センチ・・・あり得ないと思うでしょ?
でも、ドイツなどの高断熱住宅では45センチとかの壁厚が存在したりします(笑)
なので、省エネだけを基準に考えると、そういう住宅を計画していくことになります。
がっ!
予算も有るし・・・何よりも、デザイン的に規制される部分がかなり多いのも事実。
なので、全ての住宅に義務化というのも乱暴で無理な話かと思います。
きっとまた、書類でがんじがらめにした検査の甘い法改正になるんじゃないか?
という気もする今回のニュース。
果たして・・・どうなるのでしょうかー?
机上で数字ばっかり追いかけてても難しいと思うんですけどねぇ ^^;