あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

もしも地震と津波がきたら・・・(ちょっと長文)

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月曜日だけど・・・なんだか身体があちこち痛いアタシです(笑)
 
 
昨日の日曜日は、釧路市北海道開発局建築士会のコラボ事業(?)である
 
津波防災会議 地域防災向上のためのワークショップ【大楽毛地区】
 
大楽毛の住民の皆さんと共に行われ、アタシもそのお手伝いに行ってきました。
 
イメージ 1
 
大楽毛(おたのしけ)は、釧路西部の海岸線にある地域で津波に対する
 
防災の意識も高く、地域としての避難計画や訓練も行っているとのことでした。
 
 
 
まずは、3.11の津波の映像を観ながら、開発局防災専門官のお話を聞きます。
 
地震が起きたら、まずは逃げろ」という言葉が印象的でしたね。
 
 
 
参加された約50名近くの皆さんが町内会や地区毎に8つのグループに別れ
 
建築士会のメンバーがテーブルマスターを務めるかたちのワークショップ。
 
まずは、地図上に自分の家や避難場所、避難ルートを描き込みマップを作成。
 
その後、そのマップを元に防災図上訓練(DIG)を行います。
 
日頃から防災意識が高い方が多く、もし何mの津波がきたらここまで浸水する。
 
というようなデータも知っていらっしゃるし、防災袋も各自用意されているとのこと。
 
ただし、やはり、ご高齢の方が多く、三日分の食糧などを持って走れないことや
 
車で逃げることを前提に考えなければならないようなことも仰っていました。
 
中には、3.11の大津波警報時に『逃げない!』と頑張った方もいらっしゃったりと
 
実際に個人を見ていくと、一概に統一した避難という形にはならない現状も有ること
 
また、情を断ち切って自分は逃げなければならないことも分かってきます。
 
 
 
3.11の時に、避難に行った中学校では耐震補強をしていないし津波時の
 
避難場所では無いとのことで、避難を断られたという住民の訴えが有り・・・
 
参加されていた、その中学校の教頭先生も「それを言ったのは自分です」と
 
自ら発表し、コメンテーターとして参加されていた副市長に
 
「ぜひ耐震補強をお願いします」と笑いを誘いながら仰る場面もありました。
 
こうやって、中学校などからも参加されているという事が
 
地域の意識の高さを物語っているのだと思います。
 
 
 
アタシも、このような防災DIGに参加するのは初めてでしたけど
 
こういった事を各地域でやって意識を高めることは
 
とても大切な事では無いかと感じましたし、大変勉強になりました。
 
 
 
東松島市の団長さん は自宅が床上浸水し、車を流され
 
とても残念な事に親しい方を亡くされ、未だ葬儀があるとのことです。
 
そして、団長さんをはじめ、被災地では未だに様々な問題を抱えながらも
 
復興に向けて、前を見て進み頑張る方々が多くいらっしゃいます。
 
 
 
そんな被災地の思いを胸に、今後起こり得る地震津波の災害に対して
 
防災や減災を真剣に考え被害を最小限にとどめるような努力をすること。
 
それが私たちには必要で、そして今できることなのではないかと思った
 
充実した日曜日を過ごせたアタシなのでした。
 
 
 
皆さんは防災減災に対して、何かしていることはありますか?
 
 
 

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