あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

建築士の責任と…

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今朝…夢の中で、『誰か?』に耳に息を吹きかけられ…
 
ドキッ!として目を覚ますと
 
枕元にいたのは、おばニャンだったアタシですけど、なにか?(爆)
 
 
 
 
さて、昼食後…ふとYAHOOニュースに目をやると
 
建築士書類送検』という文字が…。
 
ナニナニ?ってことで読んでみると…
 

<妊婦転落>建築士書類送検 強度の低い手すりで事故

毎日新聞 1月11日(火)11時16分配信
 岐阜県美濃加茂市で07年4月、アパート2階のベランダの手すりが外れて妊婦(37)が転落、緊急出産した女児が死亡した事故で、県警捜査1課と加茂署は11日、アパートを設計した男性建築士(51)=同市=を業務上過失致死傷容疑で岐阜地検御嵩支部書類送検した。強度の高いベランダ用ではなく窓用の手すりが取り付けられ、外れやすい構造になっていたという。

 手すりは高さ約1.2メートル、長さ2.5メートルのアルミ製。妊婦が手すりに干した布団をたたこうとした際に外れ、妊婦は約4メートル下のアスファルト舗装された駐車場に転落した。妊婦は骨盤骨折などの重傷を負い、帝王切開で緊急出産した女児は約8時間後に死亡した。

 県警によると、手すりはベランダのコンクリート床と壁に留め金で十数カ所固定されていたが、1カ所を除いて一度に外れた。手すりは本来必要な長さに足りず、留め金が十分機能していなかったとみられる。県警は、建築士が強度の低い設計をしたため、事故が起きた可能性が高いと判断した。

 捜査関係者によると、アパートは1986年建築の鉄骨2階建て。建てた建築会社は事故時は既に廃業、社長も死亡していた。【石山絵歩】

 
怖いですね…。
 
手すりも怖いですけど…書類送検も怖いです。
 
 
 
1986年に建築したということは…築21年目での事故ということですね。
 
図面も写真も無いので、どういう建物なのかも分からないので
 
何とも言えませんけど…施工会社が既に廃業、社長も亡くなって
 
いることから、責任を課せられるのが建築士だけという感じでしょうか。
 
 
 
1986年と言えば、私が学校を卒業して某サッシメーカーに就職した年 ^^;
 
そう…時期的にタイムリーなことに、成人式に出席した年でもあります(笑)
 
 
 
書類送検された建築士は現在51歳…ということは、25~6歳の時に
 
設計(監理)した鉄骨造の2階建てアパートということになりますね。
 
で、3年前に、築21年で転落事故が発生して…
 
今、51歳で書類送検されるなんて、想像もしていなかったことでしょう。
 
 
 
手すりの構造部分や止めていたビス、手すり部分の腐食は無かったのか?
 
そのアパートの持ち主が21年間の管理義務をキチンと果たしていたのか?
 
まぁ、こういう事には一切触れること無く、上記のような記事が独り歩きする。
 
 
 
いえ、別にこの建築士を擁護しているわけではありません。
 
同じ建築士として肝に銘じなければならないと思ったのです。
 
 
 
今まで、立場的にも報酬的にも、決して恵まれた仕事ではない建築士
 
建築家として成功している方はほんの一握りというか一つまみ。
 
確認申請の図書作成や代願業務、各保険の検査業務などで
 
生計を立てている設計事務所も多く、下手をすると施工会社からでも
 
見下されてしまうことも有る、設計事務所建築士。それが現実…。
 
私も、今までの二十数年間。設計補助業務期間も含めて考えると…
 
後ろめたい事が全く無かったか?!と言われると自信が無いものです。
 
 
 
もちろん、事故にあわれた方はお気の毒ですし、赤ちゃんは残念です。
 
だからこそ、建築士が自分に恥じることの無い仕事を全うできる立場を
 
私たち建築士ひとりひとりが作っていかなければならないのでしょう。
 
 
 
それでなくても、責任責務と立場とのバランスが非常に難しい建築士
 
頑張るのは…自分なんですね。
 
 
 
あ…ちなみに、アタシ…建物のバルコニーなどの金属の手すりに
 
寄りかかって写真を撮っている方を見るとザワッとしたりします(爆)
 
 
 
ベランダの手すりの安全性…あくまでも参考に ^^;
 
 
 
 
…と、ここまで書いて…
 
違う記事を読むと、私が思っていた内容とは違ってましたので追記します。
 

手すり外れ、建築士書類送検=妊婦転落、胎児死亡事故―岐阜県警

時事通信 1月11日(火)14時24分配信
 岐阜県美濃加茂市のアパートで2007年、ベランダの手すりが外れて妊娠中の女性(37)が転落、胎児が死亡する事故があり、県警捜査1課と加茂署は11日、業務上過失致死傷容疑で、アパートを設計した男性建築士(51)を書類送検した。
 同署によると、ベランダの手すりに使われていたのは強度の弱い窓用で、取り付け方にも問題があった疑いがある。建築士は「窓と同じものを使用した方が見栄えもよく、ベランダ用よりも安価だった」と容疑を認めているという。
 事故は07年4月に発生。当時妊娠7カ月の女性が布団を干そうとして手すりが外れ、アパート2階から約4メートル下に転落。女性は重傷を負い、帝王切開で女児を緊急出産したが、女児は翌日死亡した。
 アパートを建設した会社は倒産し、代表者も死亡したという。
 
記事の書き方によって感じ方がだいぶ違うんだな~と実感^^;
 
 
この記事によると、建築士は認めているのですね。
 
見栄えが良くて安価だったから安全面は二の次だったと…。
 
彼は、そうやって数十年も設計をしてきたのでしょうか…。
 
もし、そうだとしたら…逮捕しちゃってください(爆)
 
 
 
いや、それにしても記事の書き方で印象がかなり違いますよね。
 
果たして…真相はどうなのか?とても気になるところですね ^^;
 

 
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