おはようございます^^
今朝は、その音で起きてしまうくらい凄い雨の降った釧路。
雨という事もあり、気温は高めのようですが
こういう天気は、なんとも気を重くするわけで…^^;
ついでに、気が重くなるようなタイトルで(笑)
お話しする機会が有りました。
その方は、私の子供の頃を知っているくらいの大先輩(笑)
主に、工務店さんからの依頼図面を多く手がけているそうです。
まぁ、話題は「ひどい不景気だね~、食っていけないよ」という
最近では挨拶代わりになってしまった内容です ^^;
その中で、彼の話す「建築士としてのスタンス」と
私の考えている「それ」との違いが気になりました。
建築士としての立場、立ち位置をどう考え、どう行動するか?
それに対する報酬を、どのように考えていくか?
『建築士はあくまでも、施主に近い立ち位置でいないといけない』
私は、そう思います。
設計をするのも、監理をするのも、施主側からの考えでしなければ
施主にとっての「良い建物」にはならないと思うからです。
でも、長い間、施行会社からの依頼だけで設計をしていると…
自然と、施行側からの設計と監理になってしまっているんですね。
だから、そのように法も解釈するし、自己理論を持っています。
それが悪いとは言いません。
そういう建築士がいないと、今の住宅業界は成り立ちませんからね。
ただね、気になるのは…
その建築士が、どういうスタンスで設計監理業務をしているかどうか
というところが、お客様には伝わりにくいというところ。
お金を出して依頼する人が事情を知らないというのは怖いことです。
私も工務店依頼の設計監理をうけています。
それと同時に、施主からの依頼物件もうけています。
そして、それぞれの設計監理料金は全くと言っていいほど違います。
法的な解釈や法的な手続きは変わらないのですけど、この違いは…
打合せ時間、設計期間の長さや図面の枚数は勿論なのですが
この「スタンス」が一番の違いなのだと思います。
誰のためを思い、設計するのか?
誰のためを思い、工事を監理していくのか?
それが、家づくりに係る建築士にとって重要な部分なのだと思います。
まだまだ…
一般の方には伝わりづらい、理解して頂きづらい事だと思います。
だからこそ、これからは
一般の方が選択できる情報を提供していかなければならない。
それもまた、建築士のすべき事なのだと感じる私なのでした ^^