昨日のTVで…
700万円づつ3回に分けて2000万円以上支払ったけど、残ったのは幽霊屋敷?
なんていう番組が放送されていました。
何でも
不動産屋から紹介された工務店と総工費3500万円の住宅(2×4)の新築工事を 契約して5月に着工。6月から基礎のまま3ヶ月以上放置され、その後、工事再開 されるものの、外壁の施行もされないまま放置され、その工務店は音信不通に。
その後、残された現場は、基礎に亀裂が入り…柱(スタット)などの状況も最悪で
建築士に相談した結果、構造的に危険なので工事を進められない状況、と判断され
施主は、いわゆる『泣き寝入り』状態。
契約書には「完成保証保険に加入」とはなっていましたけど、どうなんでしょうね?
まったくもって、有り得ない…と思いたいこと。
…でも、実際には、おこっていること。
幸い、私の周りでは、そういう話はあまり聞かないものの
全国的には、こういった内容の大きな倒産も有りましたから
いつおこっても不思議ではないのでしょう。
しかし、同じ建築業界、住宅産業に携わる者としては許せない行為です。
経営が困難になって倒産する。
これは、様々な状況が重なってしまい致し方ないことも有るでしょう。
でも「施主(お客様)には迷惑をかけない」という最低限のモラルすら
もてないような時代になってしまったことが、とても悲しい。
まぁ、昔からこういうことは有ったのでしょうけれど…最近は多すぎ ^^;
瑕疵担保保証(10年保証)の義務化が10月1日から施行されます。
このままでは、完成保証保険の義務化も、そう遠くは無いかもしれません。
モラルが無くなり、それを補う法律ができ、そしてその法律によって
コストが上がってしまう…この悪循環は、どこまで続くのでしょうね?
家づくり。
ちょっとでも「?」と感じたら、信頼できる専門家に
相談することを、お勧めいたします。