今日は、確認申請物件の図面&書類が早めに整ったので
たまには、設計事務所らしい真面目なことを書きますね(笑)
お施主さんと施行会社とのトラブルは良く聞く話。
本来なら有ってはならない構造上のトラブルから
言った言わない、思っていなかった…というものまで様々です。
でも、進むにつれ、対処方法や態度に対する『感情的』な部分に
至ることが多く、最終的にはケンカごし…なんてことも。
そんな方が、並べた不満の中に
「初めて家の話をしてから引渡しまで半年以上かかっている」
「これは明らかに期間が長すぎる。これは絶対におかしいでしょ。」
というものが有りました。
聞いたところによると、実際には5月に始めて引渡しが12月だったそうで
正味8ヶ月…まぁ、一般的な工務店さんの流れと比べれば長いかな?
ただ、土地の選定からプランニング、設計、工事期間を考えたら
そんなに長くない…というか、私から言わせてもらうと、短いです ^^;
というか、普通に3~4ヶ月で引っ越せますよ…ということが
まかり通っていることが恐いです。
このブログでも紹介している 太陽と眺望を楽しむ家 を例に挙げると
プランニングを始めたのは2月で
そこからは、設計が順調に進んで…着工が7月。
引渡し&引越しが11月ですから、約10ヶ月かかっています。
私の場合、最短で…7ヶ月というのも有りましたけど
これは、既に土地が決まっている場合で、土地の選定からというと
そうそう早くは進まないし、また進めてはいけないように思うのです。
だって、これから先、35年間もローンを払って住む自分の家ですよ?
そんなに早急に進めて良いものなのでしょうか…。
もっと吟味して、もっと要望を取り入れて…
トラブルを回避するためにも、時間をかけて納得するものを創りあげる。
そういう感覚で『家づくり』自体を楽しんだほうが、あなたの為かもしれませんよ? ^^