世間を騒がせている町役場による誤送金の詐欺事件。
色々と考えさせられました。
もちろん、全額を使ってしまったのは犯罪ですから、24歳の青年は罪を償い返済をしなければなりません。
人間のすることですから間違いは仕方のないこと。
でも、それをフォローすることを誤ると、どんなことでも損失が大きくなります。
私は町役場の動きが気になります。
誤送金が分かって、本人に告げる。この時点で本人は初めてご送金を知った。
一緒に銀行に向かったけれど、その日は返還の手続きをしないと本人が言ったということで帰っている。
そこから2週間?全額を使ったから返済はできない。罪は償う。と言われ、この事件が発覚した。
町役場は、この2週間、何をしていたのだろう?
最初に「今日は手続きをしない」となった段階で使い込みを疑わなかったのか?
なぜすぐに弁護士を同行させて、仮差押えなどの措置をしなかったのか。
もしかして、こういう事件にならなければ、公にせず無かったことにするつもりだったのか…と、隠ぺい工作を疑ってしまいます。
それとも、自分のお金じゃないから、こういう扱いなのだろうか…。
そして、もしかすると…この誤送金が無ければ、容疑者となった24歳の青年は今日も普通の一日を過ごし、楽しい週末を過ごす予定だったかもしれません。
ある意味、町役場の誤送金とその後の対応が、青年の人生を狂わせたようにも思えて、なんだかモヤモヤしてしまいます。
だからと言って、4600万円も使い切った(?)罪は消えません。
もし、本当に使い切ったのであれば、全額返金はとても難しいでしょう。
なんでも、5万円/月で80年だとか…。
誤送金がどうして起こったのか、よりも
なぜ2週間もの間、放っておいたのか?の方が問題なのだと思います。
そして、その責任は問われないのか。
まだまだモヤモヤは続きそうです。