日に日に秋の気配が近づいている今日この頃。
現在、築40年超の住宅のリフォーム工事が進んでいます。
元々はこんな感じの住宅で…要望としては、耐震補強、バリアフリー、断熱改修を施しながら住みよい住まいにしたいというもの。
フルリフォームとなると費用もかなり高額なので、通常は解体→新築という流れが多い中、今回は真面目なリフォームをすることに。
実は、この住宅を新築する際、大工だった施主のお父さまが工事をしたという思い出と共に深い思い入れがあったため実現したリフォーム工事です。
基礎や躯体の補強を合わせて断熱改修をするとなると、どうしてもスケルトンに近いものになります。今回も、ほぼ骨組みを残すだけのフルリフォームになりました。
古くなって傷んだ柱や梁は新品に取り換えたり、補強をしたり…ひずみや傾きを調整しながら工事は進められました。
断熱は、断熱等級4以上となります。省エネルギー性能は等級5。分かりやすく言うと、フラット35S同等の性能を持たせてあります。
オールガスにコレモ付き。きっとランニングコストも良い結果となると思います。
耐震基準については、べた基礎として布部分も補強をしていますが、こちらについては計算ができない(元々の基礎の構造詳細が不明)ので不明な部分はありますが、木造部分だけで考えると現行法規に準ずるカタチとしています。
少しだけ増築をしていますけれど間取りはそれほど大きくは変わっていません。
ただ、階段の勾配を緩やかにしたり、出入口などのバリアフリーには努めています。
外観は屋根の形を変更し、外壁を斜めにすることでアクセントをつけています。
元々急勾配で路面が凍った時に危険だったアプローチに階段を設けることで道路からのアクセスが安全になるように配慮しています。
外壁は、金属サイディングと窯業系サイディングの貼分け…モダンな仕上がりがとても楽しみな組み合わせです。
さぁ、これから工事が佳境となります。
ちょっと遅れ気味なのでハラハラする日々が続くかもしれません ^^;
完成時にはまたご報告させていただきますね~!お楽しみに!