今週のお題「暑すぎる」
気が付くと1か月以上のご無沙汰でした。
全国的に暑い夏となっていますが、ここ釧路でも数日間暑い日がありました。
そんな夏の日曜日、母が逝きました。
3年程前にあと半年と言われた母でしたが、その後も治療のための入退院を繰り返しながらも、つい2か月前までは普通の生活ができていました。
体調が思わしくなくなり、入院したのが亡くなる2週間前。
コロナ禍での入院は面会禁止。
様子は看護師さんに聞くしか手立てがありません。
食が細くなっていた上に偏食の母が病院の食事を食べられるはずもなく…看護師さんが介助に入ってくれていても食べられない日が続いていたそうです。そして、せん妄の症状もでてきているとの説明をうけますが、その状況も私たち家族には想像するしかありませんでした。
どうにか自宅に連れて帰れないものか…と考え、医師やケースワーカーに相談し、在宅看護(終には在宅でのみとり)ができるように準備を進めていました。
でもそれは、叶いませんでした。
病院から「個室にうつして24時間面会を許可します」と言われたのが金曜日の昼。
金曜日の夜、土曜日の朝…昼、夜…時間が過ぎるごとに弱り辛そうにしている母に家族が交代で付き添い、背中や足をさすりながら話しかけ、ともに時間を過ごすことができました。
そして日曜日の朝、眠りながら旅立った母の顔は穏やかで家族は救われました。
コロナ禍ですし、ゆっくりと送り出したかったこともあり、葬儀は家族だけで行う家族葬で行ないました。
小さな平屋建ての会場には、小さな祭壇と家族が泊まれる布団が用意され、冷蔵庫や流し台、シャワーもあり、気を遣うことなく家族でゆっくりと過ごすことができました。
家族だけで見送るというのは、とても良いお葬式だと思います。
家族葬の難点は、誰も知る由もないので、電話もメールも普通にくる…というところでしょうか(笑)
お盆明けだったので特にかもしれませんけれど…13日に消防から指示書が来たらお盆中に対処するしかないですよね~^^;
この3年間、ワタシができることはやってきたので大きな悔いはありませんけれど
面会が許されて会った時の母の一言
「(2週間)長かったよ~長かった。」が耳に残ります。
今、入院中の方や家族の方は、この面会禁止にどれだけ寂しさと心配を募らせているか…そう考えると、この新型コロナウィルスが憎らしい。どうか早くワクチンや特効薬が開発されるよう、心から願ってやみません。
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