たまには、設計事務所らしいことを…(笑)
住宅を建てるときは有効な地盤改良をしなければならない。
そう法律で制定されたのは、確か平成12年だったと記憶しています。
参照:http://www2.ashitech.ac.jp/arch/osakabe/semi/foundation/low/r38k1347.html
この地盤改良が必要かどうかを調査するために一般的に行われているのが、スウェーデン式サウンディング試験というものです。
先日、建物の基本図面がまとまったので、ぽっ家-Pokke-の敷地でも行ないました。
木造住宅の地盤改良には様々な工法があります。
①PC、RCの杭による地盤改良
深さ数メートル(十数メートルの場合も…)にある固い支持地盤までコンクリート杭を打ち込み、その応力で建物の重さを支えるというもので、釧路地方ではこの工法が一番多く用いられていると思います。
②鋼管杭による地盤改良
①の杭が鉄製のもので、北海道以外の多くの地域で使われているものです。
③柱状改良
地中に穴を掘り砂利を入れて固め、その応力で建物を支えるもので、地震時の液状化にも有効だと言われている工法です。建物を解体するときに①や②の工法だと杭を抜かなければならないところ、砂利ですから処理も安易にできるというメリットもあります。ただ(釧路地方では)①に比べると少し高価なことが普及しない理由かもしれません。
④置換工法
これは、本当に地盤が悪くて…というときに、とても有効な工法です。
ですが…高価な工法なので、なかなか採用されない…というところでしょうか。
⑤その他
上記した工法に加え、地盤自体にセメントを練りこみ(?)地盤を固めたり…シートのようなものを地中に張って建物をのせたり…多分、ワタシが知らない工法も有るのだと思います。
建てる地域や立地、施工会社や設計者の考えによって工法は変わってくると思いますけれど、どの工法にも必ず、地盤調査と施工の報告書がありますから、施主であるあなたも確認してみてくださいね。
さて、ぽっ家の地盤は?…というと。
なんと!すべての調査点での許容応力度が30KN/㎡以上と地盤改良が必要無いとの判定でした。地盤保証の会社も問題は無いだろうとのこと。
釧路地方の地盤はあまり良くないところが多いのですが、今回はラッキー♪地盤改良にかけるお金を違うところにかけることができます。
そしてワタシは日曜日の打合せに向けて資料を整えておかなきゃですね~^^;
頑張ります!
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