あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

老いる~コミュニケーション

ワタシの母は来月80歳になります。父は18年前に肺がんで他界しています。

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日曜日の昨日、友人から沢山もらったジャガイモが有ったので、いももち(芋団子)を作って母と一緒に食べました。色々とお喋りをするのだけれど、最近、話の組み立てが少し難しそうだったり、ぼーっとしている時間や無気力感が増えたように見えます。でも、年相応なもの忘れは有るけれど、決してボケてはいません。

事情としては、今年7月からの抗がん剤治療による自宅療養に起因すのかもしれません。

母はマージャンが好きで、ここ数年、高齢の方が集まる場所に週1~2回行っては数時間過ごしていました。色々な同世代の人たちが集まるところでのコミュニケーションは楽しいようで、母はとても楽しみにしていましたし、帰ってきてからの会話も普通に交わしていたように思います。。

抗がん剤治療は順調で、副作用も髪が抜けること以外は殆どなく、生活は普通におくっているものの、その治療の性質上、免疫力が落ちたりするらしいので人が集まる場所には送り出せていません。心配しすぎかもしれないけれど、インフルエンザでも貰ってきたらと思うと怖いものです。

でも最近、これといった趣味が無い母が1日中家の中で過ごす毎日は彼女のコミュニケーション力や気力を退化させてしまうのではないかと考えてしまいます。家族がそれぞれ仕事を持つ中での関わる時間、会話は限られてしまいます。そんな彼女の週1~2回の楽しみを奪うカタチでの療養が果たして彼女のためになるのだろうか…これは家族の思いやりという名のエゴなんじゃないかと…考えるけれど答えは出ません。

そんなことを考えながら、この先…自分たちが老いたときにはどうなのか…ということを想像したりもします。

私たち夫婦には子供が居ません。どういうわけか…業界的なものなのか…年代的なものなのか、私の周りには子供が居ない、結婚していない、という女性が多くいます。その中の友人と話していることがあります。

「死んでから数日…数か月後に発見されるのは嫌よね」実際、切実な話です。

お互いに安否確認ができるシステムを作ろう!プライバシーは確保しつつコミュニケーションが取れるような建物を考えたい!とか、お互いに後始末ができるように必要な情報を共有できるようにしよう。などなど、まじめに考えたりしています。家族のつながりが遠方だったり希薄だったりする現代、自分の後始末は自分で考えていかないといけないのかもしれないし、その時の住まいのカタチも変えていかなければならないのかもしれません。

母の抗がん剤治療は、とりあえず今月末で終了します。早ければ12月中過ぎに一度、マージャンに行かせようかと思っています。マスクと手洗い必須で。

 

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