先日の記事で書いた旧五十嵐家住宅もそうですが…
最近、よく相談されるようになったのが古いお家についての諸々。
釧路のような地方都市が直面する大きな問題です。
・築年数が30年以上の持ち家がある。または、借家を持っている。
・子供は釧路外(道外)に出てしまって帰ってこない。
・持ち主が高齢になりつつあり、今後が不安。
・手放すことも考えているが、愛着もあるし勿体ない。
・一人暮らしで家を持て余している。
・高齢でも元気だから施設には入らない(入れない・入る気がない)
・移り住むことは考えていない。
こういうことで悩んでいる方の年齢はだいたい70~80代。
数十年前にお家を建てるときの思いは違うところにあったはず。
でも、寂しいけれど時代の流れは止められない。
ワタシの年代では、ちょうど親がそういう年代で…
友人と話すと、どうしても「実家」の話になったり。
特に離れて暮らす子供にとっては実家が心配でなりません。
親と子で思うところは違っても、建物をどうするか?は現実です。
では、どうするのか。
・売ってしまう・・・住んでいない建物ならいいけれど
自宅の場合、自分はどこに住むの?
・貸す・・・古い建物、改修費用がいくらかかるの?
賃料を考えたら、何年分かかる?意味あるのかしら。
一般的には、この2択になるのではないかと思います。
ただね。土地価格が安価な地方都市では、建物を解体して売ったら
数十万~百数十万しか手元に残らないという場合も多いですから
思い入れもあったり、勿体なくなったりでなかなか処分できない。
ここ最近、そんな話をすることが非常に多い中、ちょっと面白い話もあったりします。
・自分も住みながらのシェアハウスなんてどうかしら?
高齢者がお互いに助け合うカタチでもいいし
年代の違う人が集まって交流するカタチでもいいかも。
東京都文京区では【一つ屋根の下プロジェクト】というものがあるそうです。
ホームシェアという考え方だそうです。
高齢者と大学生(大学院生)を結びつけるプロジェクト。
もちつもたれつ…助け合ってって良い考え方ですよね。
これ、大学生だけではなく…乳幼児を育てるシングルマザーとか
仕事で来日した外国人の方にも有効な住まい方だと思います。
もちろん。
独りじゃないと気も使うし大変なこともあると思うけれど
それ以上に得るものもあるのかもしれませんね。
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