あなた本意の家づくり

釧路の設計事務所、一級建築士事務所 設計処櫻のブログ

古いお家の活用方法

先日の記事で書いた旧五十嵐家住宅もそうですが…

 

sakura-design.hatenablog.com

 

最近、よく相談されるようになったのが古いお家についての諸々。

釧路のような地方都市が直面する大きな問題です。

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 ・築年数が30年以上の持ち家がある。または、借家を持っている。

・子供は釧路外(道外)に出てしまって帰ってこない。

・持ち主が高齢になりつつあり、今後が不安。

・手放すことも考えているが、愛着もあるし勿体ない。

・一人暮らしで家を持て余している。

・高齢でも元気だから施設には入らない(入れない・入る気がない)

・移り住むことは考えていない。

 

こういうことで悩んでいる方の年齢はだいたい70~80代。

数十年前にお家を建てるときの思いは違うところにあったはず。

でも、寂しいけれど時代の流れは止められない。

 

ワタシの年代では、ちょうど親がそういう年代で…

友人と話すと、どうしても「実家」の話になったり。

特に離れて暮らす子供にとっては実家が心配でなりません。

 

親と子で思うところは違っても、建物をどうするか?は現実です。

では、どうするのか。

 

・売ってしまう・・・住んでいない建物ならいいけれど

 自宅の場合、自分はどこに住むの?

・貸す・・・古い建物、改修費用がいくらかかるの?

 賃料を考えたら、何年分かかる?意味あるのかしら。

 

一般的には、この2択になるのではないかと思います。

ただね。土地価格が安価な地方都市では、建物を解体して売ったら

数十万~百数十万しか手元に残らないという場合も多いですから

思い入れもあったり、勿体なくなったりでなかなか処分できない。

 

ここ最近、そんな話をすることが非常に多い中、ちょっと面白い話もあったりします。

 

・自分も住みながらのシェアハウスなんてどうかしら?

 高齢者がお互いに助け合うカタチでもいいし

 年代の違う人が集まって交流するカタチでもいいかも。

 

東京都文京区では【一つ屋根の下プロジェクト】というものがあるそうです。

 

ホームシェアという考え方だそうです。

高齢者と大学生(大学院生)を結びつけるプロジェクト。

もちつもたれつ…助け合ってって良い考え方ですよね。

 

これ、大学生だけではなく…乳幼児を育てるシングルマザーとか

仕事で来日した外国人の方にも有効な住まい方だと思います。

 

もちろん。

独りじゃないと気も使うし大変なこともあると思うけれど

それ以上に得るものもあるのかもしれませんね。

 

 

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